ちょい暗めのポップ好き必聴!

チャーチズ『ザ・ボーンズ・オブ・ワット・ユー・ビリーヴ』
2013年09月25日発売
ALBUM
チャーチズ ザ・ボーンズ・オブ・ワット・ユー・ビリーヴ
スコットランド、グラスゴーで結成された3人組エレクトロニック・ユニット。最近、一部の高感度人間(笑)たちのあいだで話題となっている「シーパンク」というタームと同じような流れで「80年代のエレクトロニック・サウンドに通じるけれど、実に今っぽい」やつら。

もともと彼らに興味を持ったのは(その出自プラス)名前ゆえ。CHVRCHESと書いて、チャーチズと読む。これ、かなり(日本で言うところの)「キラキラ・ネーム」っぽくないですか?と(笑)。実際に聴くと、主にリード・ヴォーカルをとる女性の声が、実にいい。デボラ・ハリー(ブロンディ)に比肩するほどのアイドル性があるというか、一発で参ってしまった。

既発EPを聴く限り、このファースト・アルバムは、もうちょい頽廃的な感じ……80年代前半の4ADレーベルや90年代以降のデペッシュ・モードっぽくなるかと思いきや、おお、もっと全然ポップだ! 前記の流れで古株バンドの名を出せば、オーケストラル・マヌーヴァーズ・イン・ザ・ダークくらいのキャッチーさが。それから、たとえばハーツのファンにもお薦め、かな。(伊藤英嗣)
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