最新アルバムでは、前述したような制作環境を反映し、このバンドの核にある荒削りなダイナミズムをあらためて充填しつつ、前作で試みた音楽性の幅を持たせる方向性も同時に活かすという結果を出している。一見ムチャなように思えるかもしれないが、実際に完成した作品を聴けば、これはブラッド・レッド・シューズが必然的に辿り着くべき地平だったのだと分かるだろう。(鈴木喜之)
自力で二兎を捕らえた統合的傑作
ブラッド・レッド・シューズ『ブラッド・レッド・シューズ』
2014年02月26日発売
2014年02月26日発売
ALBUM
最新アルバムでは、前述したような制作環境を反映し、このバンドの核にある荒削りなダイナミズムをあらためて充填しつつ、前作で試みた音楽性の幅を持たせる方向性も同時に活かすという結果を出している。一見ムチャなように思えるかもしれないが、実際に完成した作品を聴けば、これはブラッド・レッド・シューズが必然的に辿り着くべき地平だったのだと分かるだろう。(鈴木喜之)