『あっ、良い音楽ここにあります。その参』 (2013年3月20日リリース) 見られ方とか、誘える幅はたしかに変わってたりもするけど、 根本は変わってない
- 01. 忘れモノ / グッドモーニングアメリカ
- 02. ワールド / KANA-BOON
- 03. 最終兵器 / Jeepta
- 04. 煌めくのに / DIRTY OLD MEN
- 05. B型 / KEYTALK
- 06. I like you / D.W.ニコルズ
- 07. Cold sleep time capsule / GRIKO
- 08. 何度も / DOOKIE FESTA
- 09. 瓦礫の海に祈りを捧ぐ / Halo at 四畳半
- 10. 過去のカルテ / KUDANZ
- 11. さなぎ / Rhythmic Toy World
- 12. シンドローム / LUNKHEAD
- 13. 深い森 / AJISAI
- 14. SHINE / FAT PROP
- 15. シャバダハ / ircle
- 16. 約束の場所 / Jessika
- 17. コースのないレース / the hills
- 18. コンサート / Half-Life
──で、去年2013年、第3弾が出まして。そして『あっ、良いライブここにあります。』も東名阪でやるという。いきなりスケールアップしたような感じがするんですけれども。コンピのラインナップにも新しい風が吹いているように思いますし。
渡邊「そうですね、やっぱライヴ活動を通じて、出会う仲間が増えていったっていうのが一番大きいと思います。なんか狙って新しいところを一生懸命探してというよりも、バンドが進んでいくにつれて出会ったバンドを誘ったっていう感じがあると思います」
たなしん「そうだね」
──「俺ら旗振って引っ張ってくぞ!」みたいな気持ちもどっかに生まれてきてました?
渡邊「そういう気持ちよりもやっぱり、きっかけ……僕らもまだまだきっかけを作りたいと思ってるし、僕らも、知らない人にも聴いてほしいとほんとに思ってるんで……そっちのほうがやっぱ強いっすね、この第3弾出したときもそうだし、次の第4弾もそうだと思います」
たなしん「その根本は変わんないと思います。見られ方とか、誘える幅はたしかに変わってたりもするんですけど。だから責任とかも、そこまでは考えてない。ちょっと申し訳ないなと思います(笑)」
渡邊「いや、責任はすごい感じてますよ」
たなしん「出てくるはずですけどね、やってくうちに」
渡邊「責任は感じてないってこの(たなしんの)恰好で言うとほんとに無責任だね(笑)」
──でも、責任って言うとあれですけど、続けてきてるだけの重みっていうのはありますよね。
渡邊「そうですね。ほんとに、この参加してくれたバンド、最初の作品からそうなんですけど、快く『参加するよ』って言ってくれて。音源を一曲僕らに預けてくれるわけなんで、少しでも、ほんとに拡げたいなっていう気持ちは、そのバンドに対して思ってます」
──で、フェスが東名阪のツアーになって。今まで東京だけでやってたものを、名古屋・大阪でやるっていうのは、どういう意味合いと思いがあって出来上がっていったんですか?
渡邊「2012年に東京でまずやったときに、やっぱり初めてのことだったんで、正直てんやわんやというか、でも充実感もすごいあったし……そう思って翌年は、じゃあ東名阪やるか!っていうことになって。すごい大変でした(笑)。下見とかもちゃんと行って、舞台監督さんと相談してってところまでやって。でもほんとにやってよかったなと思います」
──なにが一番苦労しましたか? やっていく中で。
渡邊「うーん、まあブッキングはやっぱり苦労するというか……なんか、ただただ、呼びたいバンドを並べればいいっていうわけでもないと思うし、こう、このバンドとこのバンドが一緒にライヴやったらおもしろいっていうところもいろいろ想像して声かけたりとかしていったほうがおもしろくなるってことにどんどん気づきはじめて」
たなしん「あと当日じゃないですかね。結構、この4人で運営をやってて、たとえば、バンドの楽屋に案内するとか。で、彼なんか」
渡邊「キュー出ししてますから(笑)。ジングル流してるんで、俺。それをミスったらもう大変なことになりますから」
──で、自分たちも演奏するわけですよね。
渡邊「そうっすね」
たなしん「っていうのが当日の大変さですね。ちょっとやっぱり、え?っていうふうに思いました。でも、やっぱ返ってくるものとか、気づくものがその分すごく大きいというか……やっぱりバンドやってて楽しいな、とかっていう気持ちに戻ってこれたりとか、そういうもののためにすごくがんばれる。そういうところがモチベーションになってますね」
渡邊「イベント終わった後に、誘ったバンドから連絡来て、ほんとありがとうとか、めちゃめちゃ楽しかったよとか、声かけてもらうと、ほんとやっぱうれしいですね。やってよかったなと思うし」
──金廣さんは去年の東名阪、やってみての手応えはどんな感じでした?
金廣「一回経験したことをやったので、ある程度、落ち着きつつ、前回の反省点を生かしつつで。一年目はほんとにもう、何やっていいかわかんなかったので、とにかく大変で、自分のライヴのときに疲労して、うわ疲れたわ……って思って帰った覚えがあるんですけど……でも去年はほんと打ち上げまで楽しかったなっていうふうにすごい思うし」
『あっ、良い音楽ここにあります。その四』 (2014年8月20日リリース) 横のつながりって、バンドにとってすごく大切。 そういうふうに育てられてきたから
- 01. コールアップ / グッドモーニングアメリカ
- 02. Mr.ファントム / THE ORAL CIGARETTES
- 03. 1秒先の未来 / NECOKICKS
- 04. ジャーニー / LOST IN TIME
- 05. ハナミズキ / 赤色のグリッター
- 06. マッドシュリンプス / ミソッカス
- 07. 白夜行 / QOOLAND
- 08. 本当のこと / JELLYFiSH FLOWER'S
- 09. 人生 / ネコグスパブリッシング
- 10. starlight / asobius
- 11. キラキラ / ザ・チャレンジ
- 12. Summer / TheSpringSummer
- 13. 透明人間 / SHIT HAPPENING
- 14. 11月 / paionia
- 15. リダイヤル / ドラマチックアラスカ
- 16. 彼氏として / My Hair is Bad
- 17. 世界に一人ぼっち / Suck a Stew Dry/li>
- 18. 幸せの順番 -The day we be happy- / nothingman
──で、いよいよ最新作、第4弾が、もうすぐですね。
渡邊「そうっすね」
──メジャーデビュー後初ということで、今までとは少し意味合いが違うところもあるのかなあと思ったんですけど。そもそもこういうオムニバス企画って、インディーズ的な方法論だったりするじゃないですか。
渡邊「でもメジャー行ったからってやめるというのはちょっと悲しいですし……メジャー行ってもこういう活動ができるっていうのはうれしいですよね、単純に。僕らもこういうことは続けていきたいと思ってたんで」
たなしん「やっぱ、横のつながりってバンドにとってすごく大切なんじゃないかな?って思うんです。もうそういうふうに育てられてきたというか、バンド界でそういうふうにやってきたっていうのがあるので。だから続けられたらうれしいし、この状況でできてるっていうのが、意味として何か伝わるんだったら、それは逆にうれしいなっていうふうに思います。でもほんとに、あくまで、やってる感覚は変わんないかもしれないですね」
──もっといろんなバンドがこういうことやり始めたらおもしろいかもしれないですよね。
渡邊「つい最近ですけど、アルカラ主催のネコフェスとかも参加させてもらって。あのサーキットもひとつのバンドが主催となってやっていて、主催のバンドの色がほんとに出るなと思うし、それを見てすごい刺激を僕はもらいました。僕らもがんばって、負けないようないいイベントにしたいなって思いましたね」
──この『あっ、良いライブここにあります。』に関しては、ぶっちゃけて言うと、O-EASTっていうスケールは今のグッドモーニングアメリカにとっては狭いと思うんですよ。
渡邊「いえいえ、めっそうもございません」
──(笑)。でもこの規模感でやるっていうのが重要なんですよね。
渡邊「そうですね」
──それこそAIRJAMとか京都大作戦みたいにでかいものにしていくっていう方向性もあるとは思いますけど……ライヴハウスでしっかりやるっていう意味合いがあるんでしょうね。
渡邊「そうですね、ほんとそのとおりだと思います。たぶん『あっ、良いライブここにあります。』っていうのは、今の規模で、今の会場の空気感でやれるのが一番いいのかな?とは思います。もちろん、そういうフェスを外でやりたいっていうのももちろんあるんですけど」
ペギ「ひたちなかでも借りて、やりますか」
渡邊「(笑)」
金廣「スゲー競合になっちゃうかも(笑)。なれたらいいけど、なれねえよな、きっと」
──(笑)。わかりました。もっと「シーンの中でリーダーシップをガンガン取ってやってるんだ!」っていう気分なのかと思ったら、意外とそういう感じじゃないんですね。
たなしん「いや、どうなんだろう、でもやっぱ力借りてますからね。だからお借りしてますっていう感じがすごく強いのかな」
──でも、グッドモーニングアメリカがいなければこのバンドたちは集まらないし、こういうものも生まれないという意味で、その中心でがんばっているっていう意識はありますよね?
渡邊「もちろんあります、中心でっていう言い方だとなんかちょっとあれかもしれないですけど、責任ももちろん取りたいと思うし」
たなしん「やることに関しては責任ありますけど、リーダーシップっていうものでもないですよね」
──最後に、このコンピを聴く人に向けてメッセージを。
渡邊「ほんとにいいんですよ、これ。ほんとにいいと僕思ってて、全バンド飛ばさないで全部聴いてほしいなって思います。で、好きになったらそのバンドについてどんどん掘り下げたりとかライヴ行ったりとか……そういうきっかけになれば一番うれしいですね」
たなしん「要は、ここに入っている以外にも、バンドっていっぱいいるじゃないですか、たまたま自分たちの知り合いだったりとか、出会ったきっかけで誘わさせてもらったんですけど……バンドってみんなかっこいいことやってんだぞっていう、偉そうですけど、そういう『バンドっていいな』って思えるようなオムニバスなんじゃないかなって。バンドをみんな、より好きになってもらったらうれしいですね」
金廣「ぜひ、みんな買って聴いていただいて。800円ですので」
──ねえ。可能なんですか? そんな値段って、CD作るのに(笑)。
金廣「そこはちょっと、皆さんがんばってるので」
全員「(笑)」
金廣「ほんとに気軽に、定食的な値段じゃないですか、だから、買って聴いてほしいです、そこも魅力のひとつだと思いますので」
──これ、ずっと続けて、いつかボックスセットとか出しましょうよ、でっかい箱の。
渡邊「大変だぞ、これボックス」
たなしん「『北の国から』みたいなやつを(笑)。ぜひ、ほんとにいいバンドばっかりなんで、聴いていただければ」






