メジャーデビューから14年、これまで9枚のアルバムをリリースしてきたRIP SLYME。どれもが革新的でフレンドリーなサウンドと、圧倒的なキャラクター性を持つ4MCによるラップ/歌が貫く、間違いのないポップミュージックアルバムだ。ついに10枚目! ニューアルバム『10』は、緻密に整理された先鋭的なトラックに、ラップ/歌がすっと自然と乗っており、聞こえ方はごくシンプル。リリックの内容は、日常が透けて見えるような等身大さ。全体的にすごく自然体なんだけどちゃんと漲ってる、とても良いアルバムだ。ゆるいムードは出しつつも、自分たちが楽しくないとつまらないというスピリットを約20年もの間、実践し続けているリップのすごさがよくわかる。
 記念すべき10枚目ということで、5人それぞれにとっての「リップのNo.1アルバム」をあげてもらった。RYO-Z曰く「常に新作が一番良い」ということもあり、ニューアルバム『10』は除きました。リップの真似をしようとも真似できない絶対的なオリジナリティがたっぷりと伝わる内容だと思う。

インタヴュー=小松香里

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