苦悩や苦難を乗り越えて4年振りに3rdアルバム『STRENGTH IN NUMBERS』を発売したTHE MUSIC。フジロックでロバート(Vo)の坊主姿は遠目で見ていたので、もうそこまで違和感を覚えることはなかったけれど、実際により近くで見てみると身体もマッチョになってるし、あの独特なダンスもよりキレがある動きになってるし、ギターを弾きながらぐねぐね暴れてるし、4人が鳴らす音も含めて、ものすごい筋肉質になっていたのに驚いた。
でも観客からの呼び声に「はい」って日本語で答えたり、「ありがと」とかっていう言葉を曲の間に挟むときは、柔らかいトーンで話すもんだから、そのギャップで可愛らしく見えるときもあったのだけど。とにかく最初から最後まで観客の反応が熱かった。踊るというよりももうみんなぐちゃぐちゃになって楽しんでいる。
ライブ自体も、最新アルバムの“Idle”のような曲のギターがソリッドに鳴らされていたし、後半の“too high”“the people”“getaway”“bleed from within”の流れではぐんぐん観客を引っ張っていき、ラストにはアダム(G)とスチュワート(B)もドラムを、ロブはボンゴを叩き、すさまじいグルーヴで幕を閉じた。ほぼノンストップでストイックに曲は進み、アンコールもなかったけれど、THE MUSICがたどり着いた新境地を垣間見れた中身の濃いライブだった。(石井彩子)