芹澤「『忙しいから後にして』って言われて(笑)。でも、俺らも初の試みでね」
宮原「そうだね。みなさん、CDの使い方わかりますか? デッキに入れて、再生を押すんです」
芹澤「あと、畑に吊るしてカラスが来ないようにする、とか(笑)」
宮原「メガネにしてもお洒落だよね」
芹澤「カート・コバーンみたいでカッコいいかも!」そんなふうに配信世代に向けてのレクチャーも交えて(笑)、ニュー・シングルについてMC。そして、そのニュー・ソング“wait for the sun”をライブ初披露! “AIMS”に通ずる弾むようなリズムと躁的なギター・フレーズが両輪となって疾走するアッパー・チューンに駆られて、初聴ながらオーディエンスは盛大にハンズ・アップして身体を揺らしていた。いつものスペアザのワンマン同様、この夜も1stセットと2ndセットの二部構成で進行。その第二部では、ニュー・シングルのカップリング曲“Smile”の誕生秘話もご開陳――。宮原「みんなで公園で練習してたんですよ。したら、じいちゃんとばあちゃんの集団がやってきて、俺たちの前で止まって『一曲やってくれ』って言って。で、演ってみたら気に入ってくれたみたいで、デイ・サービス(老人ホーム)でもやってくださいってなって。『わかりました!』つって。で、『この楽器はキューバの楽器でボンゴと言って』みたいに説明しつつ(笑)、何曲かやったんだよね。帰りに『ジュース代です』って3,000円いただいて(笑)。そのデイサービスの名前が“スマイル”だったんで、その時に作ってた曲のタイトルを “Smile”にして」(この新曲“Smile”が、スパニッシュ風味のガット・ギターがクールな、しかもメロディが童謡的にシンプルでアドラブルな佳曲!)いつの間にやら少子高齢化社会対応型バンドとして躍進しているスペアザですが(笑)、とくに本編ラストのフェーズは目の前が真っ白になってしまうほどの高揚感と一体感でヤバかった! そう、アンコール含めて2時間半近くにわたってスペアザ・ワールドを堪能できた、実に贅沢な一夜だったのだ。なお、新曲の“wait for the sun”は7月21日からiTunesや着うたなどで配信予定なので、会場に行けなかった方はぜひ!(奥村明裕)