SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2008 1日目 @ 山梨県 山中湖交流プラザ きらら - マキシマム ザ ホルモンマキシマム ザ ホルモン

SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2008 1日目 @ 山梨県 山中湖交流プラザ きらら

SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2008 1日目 @ 山梨県 山中湖交流プラザ きらら - 9mm Parabellum Bullet9mm Parabellum Bullet
SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2008 1日目 @ 山梨県 山中湖交流プラザ きらら - ストレイテナーストレイテナー
SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2008 1日目 @ 山梨県 山中湖交流プラザ きらら - 東京スカパラダイスオーケストラ東京スカパラダイスオーケストラ
以前は日比谷野音で行っていたが、昨年から場所を山中湖畔に移し、2ステージ・2日間のフェスとなった『SWEET LOVE SHOWER』。1日目の本日は、Special Thanks(オープニング・アクト)/10-FEET/サカナクション/Superfly/DOES/マキシマム ザ ホルモン/SPECIAL OTHERS/9mm Parabellum Bullet/EL-MALO/ストレイテナー/BOOM BOOM SATALLITES/東京スカパラダイスオーケストラ、の12アクトが出演。
なお、2つのステージは隣接していて徒歩2,3分で行き来でき、かつ演奏が交互に行われるので、その気になればすべてのバンドをフルタイム観ることも可能。なので、全部観ました。で、せっかく全部観たので1アクトずつ書こうかとも思ったが、このフェスはROCK IN JAPAN FES.みたいに公式サイトでクイックレポートやってるんだった。
なので、違うことを書きます。何書こう。えーと、今、20時30分で、東京へ戻るシャトルバスの中でこれを書いているんだけど、一本道で片側一車線なので渋滞してて、会場を出ても全然進みません。ノロノロ運転。でも、車の赤いテールランプが連なっているさまは、ちょっときれいです。そんなことをレポートしてどうする。あ、今、スムーズに走り始めた。意外と早かった、渋滞抜けるの。
さて。フェス全体についていくつか。箇条書きにします。●天気について。ご存知の通り、2日前から全国的な、そして記録的な大雨の真っ最中。昨夜などは会社から渋谷駅まで3分歩くだけで傘などあってなきがごとき天候で、「これ、会場は大丈夫でも交通がやばそう。明日は中止かも」とか思ったが、朝7時には雨も上がり、定刻通り10時半には無事スタートで、一安心。途中、何度も雨は降ったり止んだりしたものの、特に混乱やトラブルもなく、時間もほとんど押さず、無事に終了しました。寒すぎもせず蒸し暑くもなく、往生したのは地面がぬかるんでることぐらいで、個人的には、雨だけど意外と快適だった、とすら感じたコンディションでした。
なお、出演者で雨の実害を最も被ったのは、マキシマム ザ ホルモン。雨に加えて風も出て、ステージに雨粒が豪快に吹き付ける中、会場をアゲ放題アゲてました。でもナヲちゃん、「ドラムのとこまで雨が吹き込んでくるなんて、きいてないんですけど!」と叫んでました。
逆に、最も天気に恵まれたのは9mm。雨が止んだばかりか、9mmの時だけ霧が晴れてステージ後方に富士山がドーン! かなり感動的な光景でした。それににしてもここ、ほんとロケーションがいい。後ろに富士山、右手には山中湖(なんとフェス会場内でカヌーにも乗れます)、左手には美しい山々の連なり、その手前に浮かぶ気球(これは1回2000円)。ここまできれいな環境のフェス、日本有数ではないか。1日中晴れだったりしたら、最高だろうなあ。でも、去年も天気、今いちだった記憶がある。なんか、きいた話によると、普段から、富士山がきれいに見える日はとても少ないそうです。●もうひとつ天気ネタ。トリのスカパラ、1回目のMCで谷中、「東京スカパラダイスオーケストラです!」会場「ワーッ!」谷中「今日、いい感じだね」会場「…………」と、参加者一同露骨にリアクションに困っていて、悪いけどめちゃくちゃ笑えた。この「…………」を代弁すると、「いや、この天気はさすがに『いい感じ』とは言えないんじゃ……」「そりゃライブはいい感じだし、このロケーションもいい感じだけど、天気は……」ってとこだと思います。でも、そこですかさず、「マイナスイオンって感じで」とフォローして笑いをとり、いつものキメ台詞「戦うように楽しんでくれ!」へ持っていった谷中はさすがだとも思いました。●去年からの変更点。去年は、大きいほうがMt.FUJI STAGEで、小さいほうがLAKESIDE STAGEでしたが、今年はLAKESIDEのステージとエリアを大幅に規模拡張して、それが逆転。FUJIが5千人くらい、LAKEが8千人くらい。あくまで私の目算です。違ってたらごめんなさい。でも、「こっち大きいほう、こっち小さいほう」って差があんまりなく、大きなステージが2つある、みたいなイメージでした。とにかく、行き来しやすいのがいい。●出演アーティスト関連で思わずしみじみしたこと、二つありました。既にアイゴンが脱退することを発表しているEL-MALO、この日が彼が柚木とステージに立つ最後の日。見納めかあ……と思ったが、よく考えたら最近は4年にいっぺんくらいしか活動していなかったわけで、どっぷり感慨にひたりにくい感もちょっとあり。にしても、これフェスのレポートで書くことじゃないけど、柚木とアイゴンでEL-MALOだと思っていたのに、解散じゃなくて脱退ってどういうことだろう。柚木さん一人で続けるの?
もうひとつは、さっきも触れたスカパラ。前回のツアーを最後に、冷牟田竜之が脱退して以来、はじめて9人でやるライブが今日……じゃない。日比谷野音のイベントとか夢の島公演の「WORLD HAPPINES」とかライジング・サンとかで何度も9人でステージに立ってるけど、私が観たのは今日が初めてだったってだけです。でもちょっとしみじみしました。ライブは最高としか言いようのない内容で、それにもなんかしみじみしました。●個人的に、特に印象に残ったのは9mmとブンブンでした。9mm、去年と同じステージ(ただしステージがでかくなってるけど)で、去年と同じようなテンションでライブをやっているのに、バンドのスケールがすごくでかくなっていてびっくりした。ROCK IN JAPANの時も思ったけど、出るステージが大きくなると、それに比例してバンドの迫力や説得力やリアリティのサイズもどんどんでかくなってる気がする。
あと、モッシュをしたり揃って腕を掲げたりする、お決まりのアクションで楽しんでいるオーディエンスとは別に、うしろのほうに変な人たちが何人かいた。リズムに合わせて地面をダン! ダン! と踏みしめながら拳を握り締めながら歩き回る人。前衛舞踏みたいな不思議な動きをしながらうろうろとうろつき回る人。飛行機みたいに腕を広げて走り回る人。不気味っちゃ不気味ではあるけど、「盛り上がる時はこんな動き」みたいな暗黙の了解を無視して、人からどう思われようが気にしないで、自由に勝手に楽しんでいる感じが、なんかとてもよかった。あれ9mmの時だけなのかな。他のバンドの時もいたのかな。でも、その動きの自由さが、ギターの滝くんに通ずるものがある気がする。「滝族」と名づけよう。
で、ブンブン。Mt.FUJI STAGEのトリ。満員。で、全員怒濤の大ヒート。そもそもこのバンド、登場当時は……いや、それ以降も数年間は、その音楽性ゆえに、洋楽フェスやレイヴ以外はいつもアウェイだった。そんな現場を、あちこちで何度も見た。だから、今ここで、こんな満員で、ホルモンのタオルを首に巻いた子や、10-FEETのTシャツを着た子が、ブンブンのビートで踊り狂っているというのは、相当素敵な光景でした。ブンブンが多少ポップになったとこもあるかもしれないが、「世間に合わせた」わけではないと思う。「世間に届くまでやり通した」ってことだと思う。
全体に、川島&中野ダブルでフライングV弾きまくり曲が多いステージだったが、ラスト“KICK IT OUT”で川島=フライングV、中野=スタインバーガー(あの細長いベースね)を指弾きでブリブリゴリゴリ弾きまくりの、王道ブンブンスタイルに。フロア爆発。しびれました。その他、よかった瞬間いくつか。オープニング・アクト、Special Thanksの、とにかく今ここに立っていることがうれしくてしょうがない感じの男衆3人と、あくまでクールな紅一点MISAKI(vo/g)とのギャップ。10-FEET、TAKUMAの指揮による、タオル回しウェーブ。サカナクションがやった新曲(なんかニューレイヴっぽくて意外だった)。Superfly志帆の、なんというか、「うまい」とか「いい」とかいうよりも「でっかい」って形容したくなる、圧倒的な歌。ライブなのに、無骨さやストレートさ以上に、メロディと歌詞のよさのほうが際立っていたDOES。ゆるく楽しくやりそうな場所なのに、そしてゆるく楽しいのが似合いそうなバンドなのに、だからMCはまさにそういう感じだったのに、出してる音はピンとはりつめている感じだった、なんだかテンションが高かった、今日のSPECIAL OTHERS。それから、もはや卑怯とすら言えるセットリストで場を制圧した、もはや余裕さえ感じたストレイテナー。そんな感じでした。要は、面白かったってことです。明日は、阿部が即日レポートをお届けします。(兵庫慎司)
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