今秋10月から約1ヶ月間、レッドブルが日本の音楽に「翼をさずける」をテーマに、音楽イベント「RED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2017」を開催する。ロック、ポップスにとどまらず、ヒップホップやエレクトロニック、ノイズやゲーム音楽、映画音楽に至るまで、多彩なジャンルのコンテンツが、渋谷を中心に街全体を盛り上げる。
文=峰典子
実は知られていないレッドブルと音楽の深い交わり
ご存知の方も多いと思うが、レッドブルは若い才能を支援する音楽学校「レッドブル・ミュージック・アカデミー」を主催し、毎年異なる都市において、レクチャーやコラボレーション、パフォーマンスを行っている。2014年に日本で開催した際の受講者の応募総数は、世界90ヶ国から6,229通を記録。大きな注目を集めた。
レッドブルが生み出す音楽アクティビティは、それだけに留まらない。独自に編集するオンラインマガジン『RBMA Daily』を発行し、ハイエンドな音楽ライターによる解説や批評、音楽にまつわるカルチャーやアートを紹介する。さらには、オリジナルのインターネットラジオ局・Red Bull Radioで、膨大なアーカイブを無償で楽しむこともできる。世界のどこにいても楽しめる刺激的な音楽コンテンツを生み出しているのだ。
また、レッドブルは音楽シーンに「翼をさずける」のブランドスローガンを基軸にスタジオを運営。アーティストやクリエイターをサポートしているほか、音楽コンテンツを発信している。このスタジオはニューヨーク、ロンドン、ベルリン、パリなど世界11都市にあり、東京には2015年2月にオープンした。現在までに、坂本龍一やHi-STANDARD、METAFIVE、サンボマスター、三浦大知、SiM、WONKなどジャンルを問わず200以上のアーティストに使用されている。