ミューズ、5月よりニュー・アルバムの制作に入ると語る


ミューズが5月からニュー・アルバムの制作に入ることを明らかにした。

これはバンドがコーチェラ・フェスティヴァルに出演した際にラジオ局「KROQ」の取材に応えて明らかにしたもので、バンドは2012年の『ザ・セカンド・ロウ~熱力学第二法則』以来となる新作の制作に来月から入るという。

ドラマーのドミニクは新作について次のように語っている。「僕らは今年制作を始めるよ。コーチェラは前作のツアーの最後の2公演で、これで全部終わるんだよね。だから僕らは5月にはスタジオに戻って、新作の制作を始めようと思ってる。もし今年なにかリリースできたら素晴らしいだろうけど、リリースは確実に来年になると思うよ」

ドミニクの「KROQ」でのインタヴュー映像はこちらから。

ドミニクは以前ツイッターの自身のプロフィール欄に「Raring to go on album no.7」と記しており、ミューズの7枚目のアルバムに取りかかりたいと意思を示していた。

『ザ・セカンド・ロウ~熱力学第二法則』に続く次回作について、マシュー・ベラミーは次のようにオーストラリアのラジオ局「トリプル・J」に語っている。

「実際、結構いい曲がもう書けてるんだよ。まだリハーサルしてみる時間が取れてないんだけど。来年は数ヶ月くらい休みを取るから、その後スタジオに入ることになると思うよ。うまくいけば、アルバムは2015年の早い段階か、もっと時間がかかったらその年末には出せるかもしれないね。次のシングルのリリースは来年のクリスマスっていう感じかもしれないな」

また、マットはこれまでにも新作が肉を削ぎ落したサウンドになるだろうと語ってきていて、ミューズの骨格となっている楽器演奏のみに立ち戻りたいとしていて、あまり実験的なことは試みないだろうとも次のように説明している。

「次のアルバムで目指していることの構想はかなりよく見えてるんだよ。なんかとんでもないことを経験して翌朝、目が覚めて『なんだ、なんだ? あれ、なんだったんだ?』って現実に引き戻されるような内容なんだ」

さらにマットは次のように語っている。「次回作はここ2作で加えてきたもの、エレクトロニクスや弦楽や交響楽などといったものをすべて剥ぎ取った内容になるべきだと強く思ってるんだよ。自分たちとはどういう存在なのかということのベースになっている部分にまた繋がって、思い出してみるのも悪くないんじゃないかと思うんだよ」

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