4月14日に新曲"West Coast"のビデオを公開したラナ・デル・レイだが、ラナの映像作品の撮影スタッフから暴行を受けたとしてカメラマンが訴訟を起こしている。
訴えを起こしているのはローリング・ストーン誌などのライヴ撮影を頻繁に請け負っていることで知られるカール・ラーセンで、昨年6月にラナが脚本を執筆した短編映画『Tropico』の撮影現場に通りかかったところ被害に遭ったという。場所はロスアンジェルス川の河川敷で、ラーセンがカメラで撮影を始めたところ、撮影スタッフ3名に詰め寄られることになったとか。
スタッフはラーセンに写真撮影をやめるように要求したが、ラーセンが自分には撮影の権利があると反論。すると、一人が1万4千ドルはするラーセンのカメラを壊してやると脅迫し、もう一人がそのカメラをラーセンの手から奪いにかかったとラーセンは訴状で訴えているとゴシップ・サイトのTMZが伝えている。
その後、ラーセンはスタッフの一人にカッターナイフで指を切られ、その後縫合手術を受けるほどの深手を負い、さらにもう一人がカメラを奪い、メモリーカードの内容を削除したという。ラーセンはこの映像作品の製作会社ブラック・ハンド・シネマに対して最低でも100万ドルの慰謝料を要求していくとしていて、さらにこの会社がカメラマンに対して暴行を働くことで知られていることも訴えている。
なお、ラナ・デル・レイの新作『ウルトラヴァイオレンス』からの新曲“WEST COAST”は日本でも配信が開始している。
https://itunes.apple.com/jp/album/west-coast-single/id859178323