先月急死したボブ・ゲルドフの娘、ピーチズ・ゲルドフの死の一因はヘロインの使用だったことをケント州警察が認めている。
ピーチズは4月7日に死亡しているところを自宅で発見されたが、薬物検査の結果、ヘロインの使用が死に繋がる要因の一つだったことが明らかになったとBBCが伝えている。警察はヘロインが直接の死因ではないとしている一方で、死の直前に使用はしており、その一部がピーチズの身体に残留していたと明らかにしている。
ケント州グレイヴゼンドで行われた検死発表で、ポール・ファザリンガム警部は「最近ヘロインを使用したことと、推定されるその服用量が被害者の死の一因になったと思われます」と説明した。また、検死発表によればピーチズの夫トム・コーエンはケント州ルーテムにあった夫婦の自宅の空き部屋のベッドの上にピーチズの遺体を発見したという。しかし、ピーチズの死因の確定は7月23日まで見送られている。事件発生当時、警察はピーチズの死因について「事件性はないが、原因不明の急死」と説明していた。
テレビ司会者やライターとして知られ、25歳で亡くなったピーチズの遺体確認は父ボブによって行われたが、ピーチズの母ポーラ・イェーツも2000年にヘロインの過剰服用で他界している。なお、ピーチズの葬儀は4月21日にケント州ダヴィントン村のセイント・メアリー・マグダリーン・アンド・セイント・ローレンス教会で執り行われ、まずは父ボブから追悼が行われた。遺灰はボブがダヴィントン・プライオリに所有する地所で撒かれたとみられている。葬儀にはジュールズ・ホランド、ビル・ワイマン、ジョニー・ボレル、クリエイション・レコードの創設者アラン・マッギーらが参列した。
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