「自分のこと騙して歌いたくはないから。自分の歌に魅力を感じなくなった時には、もうバッサリ辞めようと思ってる」ROCKIN'ON JAPAN7月号では、平井堅が「Ken's Bar」開店15周年を祝してリリースしたコンセプトカヴァーアルバム『Ken's BarⅢ』についてのロングインタヴューを掲載している。「Ken's Bar」の開店5周年ごとにコンスタントにリリースされてきた、この『Ken's Bar』シリーズ最新作は、フランク・シナトラやロバータ・フラックなどのレジェンドから、ブラックビスケッツなど意表を突くJ-POPのヒット曲まで個性の光る選曲で構成されている。平井堅のずば抜けた歌唱力を堪能できるのはもちろん、枚数を重ねるごとに純度を増している作品でもあり、最新作を受け、「歌うこと」への愛情について率直な言葉で語ってくれた。「歌手以外で……。あ、でもパン屋さんになりたいなと思いましたね」記事の中では、歌っていなかったら就いていたかもしれない職業について意外な言葉を口にしているが、そこでは同時に、単なるプロ意識を超えた、本能レベルの歌への信念が語られている。平井堅の純粋な思いに触れることのできる、必読のテキストだ。
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