モービーが自伝の執筆に乗り出していることが明らかになっている。
自伝は生い立ちからデビュー後10年までの時期を扱った内容になるとのことで、キャリア的には1992年のファースト『Moby』から02年の『18』までの活動を振り返るものになるという。
出版業界誌パブリッシャーズ・マーケットプレイスによれば、この自伝でモービーは80年代末にクラックとエイズが蔓延していたニューヨークのイーストヴィレッジに移り住んだ頃のことを振り返っていて、「黒人やヒスパニック出身のアーティストが支配的な表現形態の中で、白人の菜食主義者として活動するというユニークな売り」について解説していくことになるという。
刊行はペンギン・プレスとフェイバー・ソシアルとで英米で行われるが、出版時期については明らかになっていない。モービーは昨年新作『Innocents』をリリースしたが、新作のライヴについては昨年ロサンゼルスで3日間しか行っておらず、このことについて更なる音楽制作に専念するためと説明している。ただ、将来的にまた世界ツアーに乗り出すこともあるかもしれないとも語っている。