ロンドンをベースに活動するデス・メタル・バンドのアンファソマブル・ルイネーションは7月3日から8月1日まで、密閉した防音キューブの中で酸素がなくなるまで演奏を続けるというパフォーマンスを週3回、街頭で行うという。
パフォーマンス会場となるのは、ロンドンのシティにそびえる高層ビル、ザ・ガーキン(30セント・メリー・アクス)前の広場で水曜から金曜にかけての18時スタートになるとか。演奏の音は観ている者には聴けない仕組みになっていて、ポルトガルのアーティスト、ホアン・オノフレのコンセプトによる『Box Sized Die』というパフォーマンス・アートとして行われる。オノフレはこのコンセプチュアル・アート・パフォーマンスについて次のように説明している。
「このパフォーマンスの時間は消費された酸素の量に左右されるわけです。キューブの外では観客はその奇妙な振動を感じ取るだけで、バンドについてはパフォーマンス空間へ入って行く時と出て来る時しかその姿は観られないのです」
アンファソマブル・ルイネーションは2011年に結成され、これまで『Musical Album』『Misshapen Congenital Entropy』の2枚のアルバムをリリースしている。
アンファソマブル・ルイネーションの"Carved Inherent Delusion"はこちらから。
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