現在発売中のロッキング・オン7月号では、ホット・ミルクのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「先に曲名と曲順だけ決めて、アルバム全体の感情の流れをマップ上に描いてみた。つまり、どんな旅の風景にしたいのか思い描きながら、ホット・ミルクの世界観を拡張することに挑んだ」
●ホット・ミルクは多彩な音楽を内包していますが、楽曲自体は強靭なロックサウンドとして昇華されたものが多くて。あなた方が影響を受けたバンドは?
ハン・ミー(Vo/G)「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、グリーン・デイ、ランシド、セックス・ピストルズから入ったの」
ジム・ショウ(G/Vo)「フー・ファイターズやリンプ・ビズキットに触れて、ライブも爆裂!みたいな要素が覚醒した感じかな」
ハン「ほかにプロディジーやチェイス&ステイタスのダンス音楽とかね」
ジム「サブ・フォーカスなどのドラムンベース系にも影響を受けているよ」
●マンチェスター出身であることも音楽観に影響を与えていますか?
ハン「100%影響を受けているわ」
ジム「過去のいわゆるマンチェスター・サウンドとは違うけどね」
ハン「マンチェスターはもっと多様性があるし、それを体現しているつもりよ」
●どんなジャンルを取り込んでもホット・ミルクに聴こえる理由として、男女ツインボーカルという看板は大きいと思います。二人の音楽に対するスタンスは? というのも、二人が異なる個性を放ちながら、同じ方向を見ている説得力を楽曲から感じるんです。
ジム「いいツッコミだね。見た目こそ違うけど、核の部分は同じなんだ。違いと言えばハンはカオスから閃くタイプ、僕は計画的に物事を進めるタイプだね」
ハン「私のほうがパニックに陥りやすい(笑)。でもそこから閃きがあるのよ」
●今作まではどんな道のりでした?
ジム「さんざんツアーやって、世界中でいろんな出会いがあったからね」
ハン「怒涛だったわ。今作は完全にライブを意識して作ったの。これまでの旅を振り返り、未来について思い巡らすという。世界中をツアーして、目に映る社会について発言する視点が生まれたの」
●なるほど。今作ではまさにライブ感が高まり、ポストハードコアやメタルコアに通じるヘヴィな要素が強まっています。それこそ同郷イギリスのブリング・ミー・ザ・ホライズンやアーキテクツにも負けないタフな仕上がりですね。
ジム「昔からヘヴィな音は好きだけど、それだけでは伸び代がない気がしてさ」
ハン「ライブを重ねて、ヘヴィな音楽が好きなことに気付いたの。今言ったバンドは尊敬しているし、誇らしく思うわ」
(以下、本誌記事へ続く)
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