カサビアンはグラストンベリー・フェスティヴァルのステージのヴィジョンに映し出していた「言葉」の意図について明らかにしている。
カサビアンはグラストンベリーで6月29日日曜のヘッドライナーを務めたが、その際、背後の巨大スクリーンに「cordial(誠意)」「canister(キャニスター)」「voucher(クーポン券)」などといった単語が大写しで表示されることになった。
MTVの取材に対してトム・ミーガンは「あの時使った言葉は俺やサージ(・ピッツォーノ)がよく口にするもので、内輪受けの冗談のようなものだったんだ」と説明していて、サージは次のようにつけ加えている。
「特に込み入ったり、謎のメッセージだったりとか、全然そういうことじゃないんだ。まあ……ある種の人には思春期とかを思い出させるもので、あの言葉最高だねってなるんだよ。でもね、かっこよかったり、イケてるものじゃないんだよ。それが必要条件なんだよね。逆にかっこいいと、もうそこでアウトなんだよ」
サージによれば、バンドとしてはなんとかして巨大なスクリーンを利用したかったのだが、「サイケデリックな蝶」を画面でふわふわ飛ばしてみるよりは、「単語一つだけどかんと表示したらすごいんじゃないかと思ってね」と説明している。
「でも、その言葉はぼくたちの成長と関係してて、自分たちにとってウケるもんじゃないとだめなんだ」
特に「cordial」について問われるとサージは次のように答えている。
「ぼくたちは全員、ちょっと誠意ってもんが好きだから。誰だって誠意はちょっとくらいは好きだよ」
なお、新作『48:13』を引っ提げてバンドは8月からオーストラリア・ツアーを敢行するが、その後はサマーソニックに出演してからアメリカ・ツアーへと乗り出す予定になっている。
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