新作『ロスト・イン・アルファヴィル』を8月13日に日本先行発売するザ・レンタルズ。ナノムゲン・フェスにも出演したばかりのマット・シャープが『ロッキング・オン』9月号でインタヴューに応じている。
ザ・レンタルズとしての15年ぶりの新作について、これほど時間がかかったこと、アルバム・タイトルの裏話、またドラムとして参加したブラック・キーズのパトリック・カーニーとの強烈なやりとりについて語っている。
また、ウィーザー在籍の頃に作った楽曲にも話がおよび「僕もまだ若くてナイーヴなもんだから、自分が最初に作った曲をレコーディングして、ウィーザーと契約した人のところに持ち込んじゃったりなんかしちゃってさ。そしたら『この才能じゃ二度と曲を書いてみようなんて思わないことだね』って言われてさ。『あと歌うのもあきらめたほうがいいね。作曲も歌も才能ないよ』って突き返されて。『そうですか……』って言って、その後しばらく自分の中にだけしまっておいたんだ」とマットは自身の作品を否定されたことを明かしている。しかしながら「それでも自分の中でこの曲をなんとかしたいって気持ちがあって、その頃慕ってたプロデューサーのところに曲を持っていったんだ。そしたらそのプロデューサーのスタジオにムーグのシンセサイザーがあって、レコード会社の意見なんて構うもんか、ただ自分達のためだけに曲を完成させるんだって気持ちで」と、そのことが彼を創作活動に駆り立てることになったというエピソードを開陳した。

http://ro69.jp/product/magazine/detail/106481
●リリース情報
『ロスト・イン・アルファヴィル』
2014年8月13日発売
ODCP-007 2,000円+税