女優のジェニファー・ローレンスやアリアナ・グランデら100名以上の有名人のヌード画像がネットに流出したとされる事件で、アップルとFBI(連邦捜査局)が捜査に入っていることを明らかにしている。
この流出は8月31日に起きたとされていて、リアーナ、アヴリル・ラヴィーン、ヒラリー・ダフ、セリーナ・ゴメスらが巻き込まれていると伝えられている。なお、アリアナは流出した画像について「わたしのちいさなお尻はあれよりはもっとかわいいから」とツイートして自分の画像ではないと否定している。
今回の流出画像の一部は、まずアメリカの掲示板サイトの4チャンに上げられ、その後流出が始まったとされているが、そもそもの出所はアップルのアイクラウド・サービスから盗み出されたものだと伝えられていて、アップルではこれが事実かどうか調査中だとBBCは報道している。
「弊社ではユーザーのプライヴァシーをなによりも大切にしたいと考えていますし、今回の報道については積極的に調査を行っているところです」とアップルの広報のナット・ケリスが明らかにしている。なお、現時点で流出はアイクラウドのシステム的な欠陥によるものではなかったことが判明しているとアップルは発表していて、ハッキングなどの不正侵入による被害であった可能性が高いという見方を示している。
またFBIの広報はハッキングによる犯罪である可能性が高いと報道されていることについて「よく承知している」と認めており、「全力で捜査に取り組んでいる」と語っている。
なお、芸能界での反応はさまざまで、女優のキルスティン・ダンストなどが「アイクラウド、やってくれるよね」とツイートしたに過ぎない一方で、ジェニファー・ローレンスは声明を発表してこうした行為が「あからさまな海賊行為である」と指摘し、今後今回流出した画像をネットに上げた者は訴追される覚悟をするようにと警告している。
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