ケミカル・ブラザーズのエド・シモンズはケミカル・ブラザーズとしてのツアーには今後参加しないことを明らかにしている。
ケミカル・ブラザーズは来年1月にバグド・アウト・ウィークエンダーにDJセットとして出演する予定になっているが、現在制作している新作が完成した後にはそのツアーには参加できないとエドはバグド・アウト・ウィークエンダーのオフィシャル・サイトのインタヴューで明らかにしている。
「ここ数年学究にいそしんできてるから、ライヴには参加できなくなるんだよ。すごく難しい判断だったんだけど、ツアーに出るとなると長い間、地元から離れることになるし、そのやり方だと今はうまくいかないんだ」
「今やってる研究が途中でやめるわけにはいかなくなってきてるんだよ。でも、ツアーでのライヴのヴィジュアルは今度どうなるのかすごく楽しみにしてるし、うまくいけば、俺がケミカル・ブラザーズのライヴをお客さんとして観られるってこともあるんだよね」
しかし、ケミカル・ブラザーズが解散するわけではなく、将来的な活動がなくなるわけではないとエドは次のように語っている。
「今もしょっちゅう会ってるし、新作を一緒に作ってるし、DJは一緒にやることになるから。ただ、ツアーだけが俺の研究と折り合いがつかなくなってるんだよ」
その一方でトム・ローランドはケミカル・ブラザーズのライヴのヴィジュアルを手がけるアダム・スミスと次回のツアーのためのプランを練っているところだということもエドは明らかにしている。
「トムとアダムとで新しいライヴの装いを考えてるのは知ってるよ。また大掛かりなセットとなって、アダムのすごいヴィジュアルを駆使したものになってそこにステージを作っていくんだろうけど、今度はぼくはそこにはいないってことなんだ」
なお、新作の手応えについてエドは次のように語っている。
「アルバム用にここまで出来ている音はとんでもないものになっていて、イッちゃった感じのエレクトロニック・ミュージックになってるんだ。ミックスを近いうちにも始めることになるはずだよ」
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