2007年から再結成しているザ・ジーザス・アンド・メリー・チェインは新作制作に乗り出していることを明らかにしている。
NMEの取材に応えたジム・リードは次のように新作制作について語っている。
「楽曲は揃ってるし、本当に長い間もう話し合ってきてることなんだよ。2007年に再結成した時にもそれが計画としてまずあったことだからね。俺たちとしては『これだけ曲が揃ってるんだから、ジーザス・アンド・メリー・チェインのアルバムとしてはいいものになるな』って思ってたんだよ。でも、そこからまた兄貴(ウィリアム)とのいざこざになっちゃったんだよね。『俺はここで制作したい』『俺は嫌だ』ってなって、『死ねよ』とか殴り合いになっていくっていう。基本的に毎度のことなんだけど」
また、今年の『サイコキャンディ』リリース30周年を記念してバンドは昨年からアルバムの全曲ライヴのツアーを敢行しているが、今回のライヴがきっかけとなって新作制作の機運がいまだかつてなく盛り上がってきているとジムは次のように説明している。
「なんか合意に至りそうな感じなんだよね、妙な話なんだけど。だから、アルバムは形になるはずだよ、なんとしてでもまとめてみせるから。メリー・チェインの新作が出来るはずだといまだかつてないほどに俺は確信してるから」
また、ここにきて新作が実現しそうになった経緯を次のようにジムは説明している。
「(これまでは)楽曲へのアプローチの仕方で意見が合わなかったんだよね。再結成した時にはうちの子供たちもまだ小さかったし、ウィリアムはロサンゼルスに住んでるからそっちでレコーディングしたがってて、でも、俺は何か月も家族と離ればなれになるのは嫌だなって思ってたんだ。だけど、子供たちも大きくなったし、今現時点での俺は離婚調停中だから、まあ、地元から離れるのも一計かなって思ってね」
バンドはデビューを飾ったクリエイション・レコードの創業者アラン・マッギーに昨年からあらためてマネジメントを託していて、『サイコキャンディ』の30周年ツアーに昨年から乗り出し、今月からはイギリス・ツアーを行う予定になっている。
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