第71回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(グランプリ)を受賞したロイ・アンダーソン監督最新作『さよなら、人類』の邦題が、1990年にリリースされた『さよなら人類』の作詞及び作曲を手掛けた柳原陽一郎(シンガーソングライター/ex.たま)の公認を受けていることがわかった。
『さよなら、人類』は、おもしろグッズを売り歩く冴えない中年男・サムとヨナタンと、ふたりが出会う人々の人生模様を描いたヒューマンドラマ。2014年10月23日(木)~10月31日(金)に行われた第27回東京国際映画祭では『実存を省みる枝の上の鳩』というタイトルで出品されたが、配給会社が同作の世界観を表す邦題を思案するなかで『さよなら、人類』というタイトルが挙がり、柳原陽一郎(ex.たま)からの公認を受けるに至ったという。
柳原陽一郎からのコメントは以下の通り。
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『さよなら、人類』を見た。タイトルが自分の作った歌とかぶっているので、やや緊張して拝見した。
私の見る夢も、落武者に追いかけられるような怖ろしい夢ばかりである。
この映画を拝見して、自分と同じような夢を見る人間がどこの国にもいるようで安心した。
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『さよなら、人類』は2015年8月8日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMA他で全国公開される。
●作品情報
『さよなら、人類』
2015年8月8日(土)より YEBISU GARDEN CINEMA 他、全国順次ロードショー
監督・脚本:ロイ・アンダーソン(『散歩する惑星』『愛おしき隣人』)
出演:ホルガー・アンダーソン/ニルス・ウェストブロム
2014年/スウェーデン=ノルウェー=フランス=ドイツ/カラー/100 分 (c)Roy
Andersson Filmproduktion AB
後援:スウェーデン大使館
提供:ビターズ・エンド/スタイルジャム/サードストリート
配給:ビターズ・エンド