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    激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴!

    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - Dragon Ash /pic by 木村泰之

      Dragon Ash /pic by 木村泰之

    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - Dragon Ash /pic by 木村泰之
    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - wrong city /pic by HayachiN
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    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - AIR SWELL /pic by HayachiN
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    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - Dragon Ash /pic by 木村泰之
    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - Dragon Ash /pic by 木村泰之
    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - Dragon Ash /pic by 木村泰之
    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - Dragon Ash /pic by 木村泰之
    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - Dragon Ash /pic by 木村泰之
    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - Dragon Ash /pic by 木村泰之
    • 激情のミクスチャー祭典「Bowline」初日レポ! Dragon Ashの信念に、マンウィズ、10-FEETらが共鳴! - Dragon Ash /pic by 木村泰之

    2015年9月26日、9月27日の2日間にわたって幕張メッセにて開催された「TOWER RECORDS presents Bowline 2015」。 RO69では、Dragon Ashがキュレーターを務めた2015年9月26日の模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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    タワーレコードが毎回1組のアーティストを「キュレーター」として迎え、共同で出演アーティストやテーマを決める企画イベント「Bowline」。今回、キュレーターを務めたDragon Ashは、かつてバンドの自主企画として掲げたテーマ「TMC(Total Music Communication)」を復活させ、数十年来の盟友はもちろん、いま紹介したい意外な新人バンドまで、ジャンルを超えた全14組を幕張メッセに集結させた。

    朝10時半。HIROKI(G)が作品プロデュースも手がける期待のハードコアバンドwrong cityがYELLOW STAGEからイベントの口火を切った。「朝っぱらからパーティしていこうぜ!」と、Victor(Vo)が朝イチのフロアに呼びかけ、高いポテンシャルを見せつけると、続けて、同じフロアに設置されたRED STAGEにTOTALFATが登場した。MCでは「10年あれば自分が想像しなかったところに来れる!」と、Shun(Vo・B)が、尊敬するDragon Ashに招かれた喜びを語る。そして“夏のトカゲ”でフロアのパーティスイッチをオン。《君はひとりじゃない》と伝える大切なナンバー“Place to Try”では、オーディエンスは巨大なサークルで肩を組み合っていた。

    ふたつのステージで交互に繰り広げられたこの日のライヴは、わずか10分ほどの転換で次々にアーティストが出演する。続いてYELLOW STAGEに登場したのは、激しさと繊細さを併せ持つ、四国ラウドサウンドの雄、AIR SWELL。“バッドボーイズ セレナーデ”まで全6曲を披露。ライヴハウスを主戦場とするバンドの底力を見せて、ROTTENGRAFFTYへと繋いだ。ツインボーカルで曲ごとに圧倒的な世界観を描き出したロットン。MCではNOBUYA(Vo)が、「今日はあの人も会場に来ていると思います」と、亡くなったIKUZONEにも想いを馳せ、“金色グラフティー”で、ある種クライマックスのような感動的な景色を生み出した。

    ここから、Dragon Ashの意外性溢れるブッキングの采配をまざまざと見せつけられることになる。その先陣を切ったのは、Kj(Vo・G)が福岡のイベントで見たことがきっかけで出演が決まったヒップホップユニット、SUPER SONICSだ。熱量の高いTARO SOULのラップと、世界レベルのスゴ技を持つDJ IZOHの最強コンビに会場がどよめいた。

    ミラーボールの無数の光を浴びて登場したthe telephonesは、活動休止前にぜひ共演をと願ったKjの期待に応える熱演だった。石毛輝(Vo・G・Syn)は「俺たちだけ浮いてる気がする」と言ったが、もちろんアウェー感はゼロ。テレフォンズ流にカヴァーしたDragon Ashの“Monkey Punch Monkey Kick”は、彼ららしいリスペクトが滲み出ていた。

    全員が黒コートに、赤と青の仮面で顔を隠したクリエイター集団、Xmas Eileenは、「俺たちみたいな新人がこんな舞台に立てるなんておこがましい……なんてこれっぽちも思ってない!」と、ジャンルレスなサウンドでオーディエンスにその存在を印象づけ、続くMAN WITH A MISSIONへとバトンを託す。「人間ノ皆サマ! Bowlineヘヨウコソ!」とジャン・ケン・ジョニー(Vo・G)の声を合図に、怒涛のパフォーマンスを繰り広げたマンウィズ。壮大なイントロで幕を開けた“Emotions”から“Dive”まで、立て続けに披露すると、フロアは大きく波を打った。MCでは、この素晴らしい1日を作り上げ、音楽の架け橋となったDragon Ashへの敬意を表し、ラストは、“FLY AGAIN”。その光景は文句なしの前半のハイライトだろう。

    異端児たちが集まったこの日のライヴでも、もっとも異彩を放ったのが四星球だった。法被にブリーフ一丁の姿、ドラゴンに乗った登場と、体を張って笑いをとる彼ら。だが実は他のバンドに負けないくらいエモーショナルで、人情深い歌が響く。そこに彼らの本質があるのだ。

    盟友10-FEETがステージに立ったのは、イベント開始から6時間が経ったころ。「長い付き合いのDragon Ash。いつかフェスをやってくれないかと思ってたけど、やっとやってくれましたね!」という、TAKUMA(Vo・G)。熱いメッセージを放ち歌った“その向こうへ”では、容赦なくフロアを掻き回し、激しいモッシュ、ダイブを巻き起こした。

    そんな10-FEETとは違うベクトルで熱いステージを見せたのが、ふたり組ポップユニット、group_inou。MCはほぼなし。ひとたび音が鳴れば、cpのエモいラップ、imaiの攻撃的なトラックが傍若無人に暴れ出す。その独自の音楽スタンスは、ロックファン中心の会場でも、大きな喝采をもって迎えられていた。

    18時過ぎ。いよいよイベントも終盤、山嵐がステージに登場した。DJを加えた7人編成で届けたメタリックなサウンドと、へヴィな重低音がビリビリと空気を震わせる。MCでは「来年はアルバムも出すし、もっとライヴもやりたい」と明かしたSATOSHI(Vo)。90年代ミクスチャーロックの第一人者と言われ、この日の出演者たちにも大きな影響を与えた山嵐が、いまなお前進し続ける姿を見せる、とても意義深いステージだった。一方、サブステージのトリを飾ったSPECIAL OTHERSは、なんとラスト1曲で“Fantasista”をインストカバー。そこに、ダンサーのATSUSHIが飛び入りで参加するというスペシャルなコラボを見せると、ついにキュレイター、Dragon Ashの出番だ。

    並々ならぬ興奮と期待感が渦巻く会場に、いきなり銀テープが舞い落ち、Dragon Ashのステージは“AMBITIOUS”から幕を開けた。続いて、Bowlineならではのコラボレーションが実現。“SKY IS THE LIMIT”で、10-FEETのTAKUMAを招き入れた。淡いむらさき色の照明と共に流れ出した“百合の咲く場所で”では静謐なイントロと同時に怒号のような歓声が湧き起こった。そして、「俺たちが20年間ずっと大好きで、背負い続けてきたジャンルです。これからも続けていきたいので、みんな力を貸してもらっていいですか?」と、フロアに問いかけたKj。「ミクスチャーロックは好きですか!?」と叫んで、“Fantasista”へと繋ぐ。さらに“The Live”ではthe telephones、マンウィズらが、“ROCK BAND”では山嵐が続々とステージに立ち、スペシャルなアクトを展開していく。共にシーンを闘い続ける多くの仲間たちに囲まれながら、怒涛の勢いで繰り広げられたライヴのラストを飾ったのは“Lily”。歌の途中で、感極まったように声を詰まらせたKj。その目に、光るものがあったのは気のせいではないだろう。アンコールの“Curtain Call”まで終えると、時刻は20:30を過ぎていた。およそ10時間にもおよぶイベントを終えて、スクリーンに映し出されたKjはとても清々しい笑顔を浮かべていた。(秦理絵)

    ●セットリスト

    ・wrong city
    01. Your Warmth
    02. Love Goes Over
    03. Blood libel
    04. Re:play
    05. Perfect duty
    06. The Everything

    ・TOTALFAT
    01. Room45
    02. 夏のトカゲ
    03. PARTY PARTY
    04. 宴の合図
    05. Walls
    06. Place to Try

    ・AIR SWELL
    01. No going back
    02. Kick it Knock it !!
    03. アンビヴァレンス
    04. ゴブリンズ スケルツォ
    05. FAST LANE
    06. バッドボーイズ セレナーデ

    ・ROTTENGRAFFTY
    01. STAY REAL
    02. 世界の終わり
    03. 響く都
    04. Life Is Beautiful
    05. This World
    06. D.A.N.C.E.
    07. 金色グラフティー

    ・SUPER SONICS
    01. INTRO(SUPERSONICS)
    02. HIP HOP HOORAY
    03. ART OF NOISE-routine-
    04. DEEP IMPACT-routine-
    05. 1MC & 1DJ
    06. 希望のうた
    07. Sonic Boom
    08. アカペラ
    09. SCRATCH YOUR WORLD
    10. Heating System
    11. TIME IS NOW
    12. SUPER SONICS

    ・the telephones
    01. Keep Your DISCO!!!
    02. sick rocks
    03. HABANERO
    04. Monkey Punch Monkey Kick (cover)
    05. I Hate DISCOOOOOOO!!!
    06. Monkey Discooooooo
    07. Urban Disco

    ・Xmas Eileen
    01. Kiss me Kill me tonight
    02. Escape to Paradise
    03. FATE
    04. No justice in this world
    05. March
    06. Love the life,you live

    ・MAN WITH A MISSION
    01. Emotions
    02. Get Off of My Way
    03. Seven Deadly Sins
    04. Take What U Want
    05. Dive
    06. Raise your flag
    07. FLY AGAIN

    ・四星球
    01. 妖怪泣き笑い
    02. クラーク博士と僕
    03. Mr.Cosmo
    04. フューちゃん

    ・10-FEET
    01. JUNGLES
    02. VIBES BY VIBES
    03. 1sec.
    04. 蜃気楼
    05. RIVER
    06. その向こうへ

    ・group_inou
    01. EYE
    02. MYSTERY
    03. CATCH
    04. KNUCKLE
    05. BLUE
    06. RIP
    07. MAYBE

    ・山嵐
    01. 山嵐
    02. WIDE VISION
    03. BOM
    04. HANDS UP~Rock N Roll Monster feat.TARO SOUL
    05. Ride with us
    06. BOXER’S ROAD

    ・SPECIAL OTHERS
    01. Good Luck
    02. Wait for The Sun
    03. Fantasista (cover)

    ・Dragon Ash
    01. AMBITIOUS
    02. For divers area
    03. SKY IS THE LIMIT
    04. 繋がりSUNSET
    05. Ivory
    06. 百合の咲く場所で
    07. Fantasista
    08. The Live
    09. ROCK BAND
    10. Lily
    (encore)
    11. Curtain Call

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    ※記事初出時、内容に誤りがありました。訂正してお詫び致します。
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