11月13日に発生したフランス・パリの同時多発テロ事件でライヴ会場の襲撃を受けたイーグルス・オブ・デス・メタルが、現地時間7日夜、パリ市内で開催されたU2の公演に登場し、事件以来初となるライヴ・パフォーマンスを披露した。
U2は11月にパリのアコーホテルズ・アリーナで4公演を予定していたが、事件を受けてそのうち2公演の中止が決定。今回のライヴはその振替公演として行われたものだった。
「3週間前にステージを奪われてしまった彼らに、今夜は俺たちのステージを提供したい」というボノの呼びかけに導かれてステージに登場したイーグルス・オブ・デス・メタルは、パティ・スミスの“People Have the Power”と自身の“I Love You All the Time”の2曲を演奏したという。公演後、彼らのフェイスブックには「ボノやジ・エッジ、ラリー、アダム、彼らの素晴らしいマネジメント、フランスの皆さん、そして愛と喜びと音楽は恐怖や悪に打ち勝つと示してくれる世界中の人々に感謝します」と綴るとともに、2016年にツアー活動を再開する予定であることを告げた声明が公開された。
当日の映像はこちらから。
“People Have The Power”
https://www.youtube.com/watch?v=Ox-vN4YP_FU
“I Love You All The Time”
https://www.youtube.com/watch?v=Wzi_A2cyWu8
ライヴ後に公開された写真はこちらから。
Much love to Team @U2 from Team EODM. And much, much love to you, Paris. pic.twitter.com/pVUQIBfwEI
— EaglesOfDeathMetal (@EODMofficial) 2015, 12月 8
イーグルス・オブ・デス・メタルのフェイスブックはこちらから。
https://www.facebook.com/eaglesofdeathmetal/photos/a.450122771013.246874.89961546013/10153658906276014/?type=3&theater
イーグルス・オブ・デス・メタルは11月13日、パリ・バタクラン劇場での公演中に銃撃犯らによる襲撃を受けた。バンド・メンバーは無事だったものの、スタッフや観客ら約90名が殺害され、今回の事件でも最大の被害となっている。