レディオヘッド、B面曲等をストリーミングから引き上げ。今後過去作はどうなるのか?

レディオヘッド、B面曲等をストリーミングから引き上げ。今後過去作はどうなるのか?

新作制作が進行していると伝えられているレディオヘッドだが、スポティファイなどのストリーミング・サイトからB面曲やレア音源、ライヴ音源などが姿を消していることが話題になっている。

問題となっているのは1993年のファースト『パブロ・ハニー』から03年の『ヘイル・トゥ・ザ・シーフ』まで、バンドがEMI/パーロフォンからリリースしたアルバムに00年代に入ってから収録されたシングルB面曲などのレア音源の数々。バンドが07年にパーロフォンとの契約を終えると、パーロフォンはこうした音源を2枚目のディスクに収録したコレクターズ・エディションとして再発したが、バンド側は事前にこうした措置について一切知らされていなかったとして、不誠実な対応だと批判してきていた。

その後、EMIはユニバーサルに吸収合併され、旧EMI傘下のパーロフォン・グループはザ・ビートルズを除いて2013年にワーナーに売却、これによってレディオヘッドの2003年までのカタログもワーナーへと移籍した。その後、ワーナーはアーティストの一極集中化を解消するためにとパーロフォンの契約アーティストのカタログを続々と売却し始め、今年の4月に入って、レディオヘッドのカタログは07年以降バンドの作品をリリースしてきたXLレコーディングが獲得することになった。

今回、ストリーミングからB面曲などが削除されたことについてXLでは次のように発表している。

「これはレディオヘッドのバック・カタログのパーロフォンからXLへの移行に伴う最初のステップとなります。まず、オリジナル・アルバムはそれぞれにオリジナルの状態で提供されることになります。アルバム未収録曲については改めてまとめていくことになります」

また、レディオヘッド、特にトム・ヨークはスポティファイなどのストリーミングの運営方法がアーティストにとってまったく利益になっていないと批判する最先鋒の論客ともなっており、彼は自身のソロ・プロジェクトについてはすべてストリーミングから音源を引き上げているため、今後の動きが注目されている。

さらに『OKコンピューター』が今年の5月でリリース20周年を迎えるため、さまざまな形での再発やリリースが行われるのではないかとザ・ガーディアン紙が指摘している。

なお、バンドはヨーロッパと北アメリカのツアーの敢行とサマーソニック出演を発表しているが、『007 スペクター』用の主題歌として書いたものの採用されなかったという新曲"Spectre"を昨年のクリスマスに公開して以来、新作の行方については明らかにしていない。バンドの作品のアートワークを手がけてきているスタンリー・ドンウッドは新作はまだ完成していないと語っている。

"Spectre"はこちらから。

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