大森靖子、新曲は時雨・TKプロデュース。「武器を与えてもらったみたいな気分」
2017.06.01 18:15
大森靖子が、2017年8月9日(水)に新作シングル『draw(A)drow』をリリースする。
同作の表題曲は、凛として時雨のTKが作曲、編曲プロデュースを担当し、TKのギターのほか、ドラムにはピエール中野、ベースは中尾憲太郎が参加している。そして作詞は大森が務め、過去、自らのことを歌詞にしたことがない大森が初めて自分自身を歌詞に落とし込んだとのこと。
なお、同作のリリースに際し、大森は以下のコメントを寄せている。
----------------------------------------------
自分が持っていたのは何かに活かせるようなレベルのコンプレックスではなく、生活を保つためにあまり向き合うことをしてこなかったので、そういった部分を歌詞にしてほしいとTKさんにうかがい、おお!と思いここ5年の自分のブログや日記や連載を読み返しました。一貫して同じ怒りを持っていたので、誰かの美しい閃きがつくった世界の誰かの不在、その空虚のなかで誰にぶつけることもできなかったものを全て、共感性や分かりやすさを今回は度外視してぶつけることにしました。きっとこれから私がつくる世界とて、絶対にも透明にも永遠にもされてはならず、これが人生と思った遺作ですら、また新しい誰かの斬新な希望に壊されるべきものだと思うので、その刹那のなかでなら絶対的な感情として曲にぶつけてもいいのかなという強い気持ちになれた楽曲でした。
自分だとATフィールドみたいな曲ばかりつくってしまうので、TKさんに曲をいただき、そしてドラムのピエール中野さん、ベースの中尾賢太郎さんとともに、武器を与えてもらったみたいな気分です。
できることならTKさんの世界にも潜りこんで一緒に描きたいなと模索し作詞しました。好きな色や好きな母音など既存曲を調べればわかるもの、もっと感覚的にならなければわからないもの、をインプットする時空が心地よく、作詞した夜はとても美しい群青色の中にいました。印刷では再現不可能なブルーでした。
----------------------------------------------
また同作は、CD+DVDとCDのみの2形態でのリリースが発表されているが、それ以外の詳細は今後発表される。
さらに、9月には弾き語りやアコースティックベースで過去の楽曲を録り直したベストアルバムのようなアルバムをリリースすることも同時に発表された。
加えて、2017年6月2日(金)より仙台Rensaを皮切りに全国6会場6公演で行われる全国ツアー「大森靖子 2017 LIVE TOUR "kitixxxgaia”」の各会場においてニューシングルの予約もスタートする。予約者には会場でしか手に入らない特典も付いているとのこと。
リリース、ツアー情報は以下の通り。
●リリース情報
『draw(A)drow』
2017年8月9日(水)発売
[CD+DVD]
価格:¥2,500(本体価格)+税
品番:AVCD-83889/B
[CD only]
価格:¥1,000(本体価格)+税
品番:AVCD-83890
<収録内容>
-CD-
「draw(A)drow」他、全3曲収録
-DVD-
ミュージックビデオ、その他映像収録
●ツアー情報
「大森靖子 2017 LIVE TOUR “kitixxxgaia”」
2017年6月2日(金)/場所:仙台 Rensa/開場18:00 開演19:00
2017年6月23日(金)/場所:福岡 BEAT STATION/開場18:30 開演19:00
2017年7月7日(金)/場所:札幌 PENNY LANE24/開場18:30 開演19:00
2017年7月13日(木)/場所:大阪 BIG CAT/開場18:15 開演19:00
2017年7月14日(金)/場所:名古屋 CLUB QUATTRO/開場18:00 開演19:00
2017年7月20日(木)/場所:東京 ZEPP Diver City/開場18:00 開演19:00