同作はミュージシャンや文化人など、これまで数々のスターが生まれてきた芸能の地・茅ヶ崎の秘密を独自の視点で探る音楽探訪記で、茅ヶ崎の芸能史を編纂する宮治淳一と、人類学者・中沢新一への密着、さらには、加山雄三へのインタビューなどによる探求の旅が展開される。桑田佳祐の親友であり「サザンオールスターズの名付け親」としても知られる宮治。その宮治にとって運命の分岐点となった、桑田とのある出来事が、映画の後半に描き出されるのだが、そのドラマでは宮治の学生時代を神木隆之介が演じ、桑田の学生時代を野村周平が演じる。さらには、賀来賢人、須藤理紗、安田顕をはじめとした俳優陣やミュージシャンが、様々なキャラクターとなって登場する。
本作の初披露となった茅ヶ崎映画祭のワールドプレミア上映では、上映前に、主演の宮治と熊坂出監督の舞台挨拶が行われ、服部信明茅ヶ崎市長が特別ゲストとして登壇した。
[コメント抜粋]
【宮治淳一(主演)】
(茅ヶ崎や映画について)茅ヶ崎は、加山雄三さんや桑田佳祐さんを始めとする、無から有を生む人を多く輩出する街。土地の力、ということだけではなく、この映画は様々な角度で、その謎に迫ります。私の主演だなんて本当に恐れ多いのですが・・・。こういったチャンスをくださったスタッフの皆さんと、茅ヶ崎という素晴らしい街に感謝します。
(見所について)普段、なにげなく通りすぎるところに、実は歴史があり、それが現代に生きている。そういったことが感じられることが、この映画の素晴らしいところだと思う。
【熊坂出監督】
(こだわった所)茅ヶ崎の枠を越える、どんな人が見ても面白い映画、何かを感じられる映画にするということに、終始こだわって作り上げて行きました。
(映画のアイデアに関して)茅ヶ崎の文化芸能史を、宮治淳一さんや中沢新一さん、加山雄三さんや萩原健太さんにインタビューすることで掘り下げてくことから始めたのですが、皆さんのお話を聞いていく中で、映画館で一般公開される映画として、そして映画が茅ヶ崎の枠を越えて行く為の、ある面白いアイデアが浮かびました。まだ上映前なのでその内容をお話しできないのが残念なのですが、是非、楽しみにして頂ければと思います。
(見所について)神木隆之介さんや野村周平さんといった方々が どういう形で映画に登場するのか、もちろんそれも見所なのですが、強いて言えば、ラスト10分。とても面白いことが待っていますので、どうかラスト10分まで、我慢して観てください。
映画『茅ヶ崎物語 〜MY LITTLE HOMETOWN〜』は7月21日(金)〜7月23日(日)の3日間に「夏祭り」特別上映される。
●映画情報
『茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~』
宮治淳一 中沢新一
加山雄三 萩原健太 小倉久寛
神木隆之介 野村周平 賀来賢人 須藤理彩 安田顕
桑田佳祐
監督:熊坂出 制作プロダクション:スタジオブルー 配給:ライブ・ビューイング・ジャパン
製作:「茅ヶ崎物語 ~MY LITTLE HOMETOWN~ 」実行委員会
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