【速報】RIJF 2017のステージに立つRO JACK優勝アーティスト6組の発表の瞬間を観た

【速報】RIJF 2017のステージに立つRO JACK優勝アーティスト6組の発表の瞬間を観た
ロッキング・オンが主催するアマチュア・アーティスト・コンテスト、その通算18回目となる「RO JACK SUMMER FINAL 2017」がduo MUSIC EXCHANGE で行われた。666組の予選通過アーティストの中から、リスナーによる投票と製作委員会の協議によって入賞を勝ち取った全22組が会場に集結し、その中からついに優勝アーティストが発表されるという、参加アーティストにとっては手に汗握る、また、それを見届けるオーディエンスにとってはネクストブレイクのアーティストをいち早く知るイベントとして、会場は多くの人の期待が渦巻いていた。

まずMCとして、FM802のDJとして活躍する飯室大吾がステージに登場し、RO JACKの概要と今日の優勝者発表までの流れを説明していく。そしてこのスペシャルな場を盛り上げるべく、また、これからともにシーンを盛り上げていくであろう後輩たちにエールを送るべく、同じくRO JACKで過去に入賞を果たしたWOMCADOLEと、昨年優勝を手にしたおいしくるメロンパンの2組も登場し、熱いライブを魅せてくれた。

優勝アーティストの発表に先駆けて、全22組の入賞アーティストの紹介映像が流された。それぞれは決して長い映像ではないけれど、ダイジェストで耳にするサウンドや歌からも、情熱とそれぞれの個性は存分に伝わってくる。こうして凝縮した形で改めて耳にすると、「やっぱりこのバンドか」とか「でもこのシンガーも」とか「そうすると10組くらいになってしまう……」とか──本当に選考は難しいだろうなと、それぞれにレベルの高さを感じた。

そして優勝者発表の瞬間が訪れた。今年の優勝アーティストは、キイチビール&ザ・ホーリーティッツThe Songbards春ねむりBlume popoユアネスRollo and Leaps。なんと全6組(前回は5組だった)。名前が告げられるたびに、フロアからは驚きと喜びの入り混じる声が上がり、誇らしげに、あるいは、少し照れ臭そうに、それぞれがステージに上がっていく。「やったー!としか言いようがない」とコメントしたキイチビール&ザ・ホーリーティッツ、結果発表を前に「今メンバーが1人熱中症で倒れて、休んでいます、すみません」と、申し訳なさそうに語った現役高校生バンドのBlume popo、「名前が呼ばれるとは思わずガムを噛んでいて、今それを飲み込みました」というRollo and Leapsなどなど、それぞれのコメントからも興奮と喜びが伝わってくる。

おいしくるメロンパンの峯岸(B)はライブのMCで「ここまで勝ち上がっている時点で、今日の22組(の実力)は変わらないと思う。このあと何をするかが大事」と、エールを送り、プレゼンターとしても登場したWOMCADOLEの樋口(Vo・G)は、かつて優勝を逃した経験から「いろんなことを思い出しました」と感慨深げに語った。峯岸の語った通り、今日のこの結果はただ1つの通過点でしかない。もちろん、ひとつ大きな目標をクリアした彼らは、これをはずみにどんどん飛躍するだろうし、優勝を逃した16組の中にも、今後目覚ましいブレイクを果たすアーティストもきっといる。あくまでも「現時点」での優勝者である。そう、ストーリーは始まったばかりなのだ。

今回の優勝/入賞アーティストの音源はRO JACK公式ペーシでチェックできます。ぜひ、今後のシーンを盛り上げていくであろう次世代アーティストたちの衝動や才能に触れてみてください。(杉浦美恵)
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