【MTV VMAs】記憶に残る名場面/珍場面集。ニルヴァーナからマイリー・サイラスまで

【MTV VMAs】記憶に残る名場面/珍場面集。ニルヴァーナからマイリー・サイラスまで

今月27日(現地時間)に第34回の授賞式が行われる「MTVビデオ・ミュージック・アワード(「VMAs」)」。「VMAs」の授賞式では、これまでに数々の名パフォーマンスや名場面・珍場面が生まれてきた。

本記事では「ビルボード」「ローリング・ストーン」「Fuse」の記事をもとに、これまでの33年間で特に印象的だったシーンを紹介していきたい。

【MTV VMAs】記憶に残る名場面/珍場面集。ニルヴァーナからマイリー・サイラスまで

1992年:ニルヴァーナ
まずは“Smells Like Teen Spirit”のMVで最優秀オルタナティブ・ビデオ賞を受賞したニルヴァーナだ。パフォーマンスに出演したニルヴァーナは“Lithium”を披露したが、演奏後にクリス・ノヴォセリックが自身のベースを空中に高く放り投げ、それを手で受け取ろうとしたところベースが頭部を直撃。一瞬だけ苦悶したクリスはそのままフラフラとステージから姿を消した。
https://www.youtube.com/watch?v=sdNP9QPSqFc

なお、この日の授賞式前にはカート・コバーンの妻コートニー・ラヴガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズに絡んだため、アクセルがカートに対し、「自分の女房くらい黙らせろ」と凄む一幕もあったようだ。アクセルの交際相手、ステファニー・シーモアとコートニーとのいさかいも始まっていたため、両バンドは一触即発の状態に。クリス・ノヴォセリックとダフ・マッケイガンも摑み合いの喧嘩になりそうな勢いだったという。そんな経緯から“Lithium”の演奏が終わり、クリスがフラフラとステージを立ち去る中で、デイヴ・グロールはアクセル・ローズを揶揄するコメントを残してステージを後にしたという。



1994年:マイケル・ジャクソンとリサ・マリー・プレスリー

1994年の「VMAs」では新妻だったリサ・マリー・プレスリーと共に現れたマイケル・ジャクソンのスピーチで幕を開けた。当時、児童への性的虐待疑惑で訴訟を起こされていたマイケルだが、この年の春に精神的な支えとなっていたリサ・マリーと結婚。この日はスピーチのあと、2人は大勢の観客の前で長いキスを交わしてみせたのだった。
https://www.youtube.com/watch?v=qvqecWlK1sU


1995年:コートニー・ラヴとマドンナ

1995年の「VMAs」の珍事は、マドンナへのインタビューにコートニー・ラヴが乱入するというもの。会場でインタビューを行っていた記者とマドンナに対しコートニーがコンパクトなどを放り投げ、記者に語りかけられるとそのまま乱入。支離滅裂な会話を展開したのだという。コートニーの姿をカメラが捉えたその瞬間、マドンナは「コートニー・ラヴは今、どうしようもなく注目されたがっているみたい。私にコンパクトを投げてきたんだけど」と言い放っている。
https://www.youtube.com/watch?v=8Zlijf15YAE


1997年:フィオナ・アップル

1997年の「VMAs」で“Sleep to Dream”が最優秀新人ビデオ賞に輝いたフィオナ・アップルは型破りなスピーチを披露。もともとスピーチの準備をしていなかったと説明したフィオナは、詩人で公民権運動の活動家としても知られたマヤ・アンジェロウの言葉を次のように引用しながら自身のメッセージを伝えた。

「(マヤ・アンジェロウは)機会やきっかけを生み出すことしかできない私たち人間は、その機会を最善に利用するしかない、と言ってるの。だから、わたしもこの機会を好きなように使わせてもらいます。これを観ているみんなに、この(エンターテイメントの)世界を観ているみんなに言いたいんだけど、この世界は嘘だらけなのよ!

だから自分の人生を、ちょっと待って、つまり、わたしたちがイケていると思っているに違いないというあなたの考えをもとに自分の人生を設計しちゃダメってこと。わたしたちが着てるものとか、言っていることとか、すべて。自分を信じてやって。自分だけを信じてやってください」

会場では拍手で迎えられたこのスピーチだったが、世界中のメディアで批判的に取り上げられることにもなってしまった。
https://www.youtube.com/watch?v=RVHQJlogH0k


2003年:マドンナ、ブリトニー・スピアーズ、クリスティーナ・アギレラ

続いては、今でも語り草となっている2003年「VMAs」でのパフォーマンスだ。冒頭のパフォーマンスではまずクリスティーナ・アギレラブリトニー・スピアーズがふたりで“Like a Virgin”を披露。その後マドンナが登場すると、まずはマドンナが左にいたブリトニーとキスを交わし、次に右を向いてクリスティーナとのキスも交わしたのだ。

しかし「ビルボード」によると、生中継の時のカメラはブリトニーとマドンナとのキスを捉えた後すぐに、客席にいたブリトニーと破局したばかりのジャスティン・ティンバーレイクの表情へと切り替わってしまっていた。そのため、クリスティーナとのキス、そしてマドンナとステージで共演していたという事実自体が、マドンナとブリトニーのキスの過剰なニュース報道で霞んでしまうことになってしまったという。
https://www.youtube.com/watch?v=IXXvTz-0J3o


2007年:ブリトニー・スピアーズ

2007年の「VMAs」ではブリトニー・スピアーズが数年ぶりにパフォーマンスを披露することに。それまでの数年間プライべートがトラブル続きで、再起を賭けたシングル“Gimme More”のパフォーマンスを披露することになっていたが、このパフォーマンスは悲惨な出来になってしまった。準備不足の様子で、振り付けをただなぞるような動きと、シンクロしない口パクのためにその後各メディアでこきおろされてしまったが、“Gimme More”自体は世界的なヒットに。この翌年、ブリトニーは薬物と精神科での治療のため、警察の勧告によって入院することとなっている。
https://www.youtube.com/watch?v=udDlSRgyxMc


2009年:カニエ・ウェストとテイラー・スウィフト

今も記憶に新しいのは2009年の「VMAs」での授賞シーンでの珍事。“You Belong with Me”でテイラー・スウィフトが最優秀女性アーティスト・ビデオ賞を受賞して壇上でスピーチを始めようとすると、なぜか壇上に上がったカニエがテイラーからマイクを奪い取った。

「後で話させてやるから」と言い放った後で、「史上最高のビデオである“Single Ladies”のビヨンセがこの賞を受賞するべきだった」という持論を訴えそのまま退散、世界中のメディアのヘッドラインを賑わすことになった。なお、ビヨンセはその年度の最優秀ビデオ賞に輝き、受賞したビヨンセはテイラーを壇上に呼んで中断されたままになってしまったスピーチの続きを最後まで話すように申し出ている。



2010年:レディー・ガガ

2010年の「VMAs」は“Bad Romance”で各部門を総ナメにしたレディ・ガガの独壇場となったが、最優秀ビデオ賞を受賞した際には全身を生肉で覆った肉ドレスで登場。当時ガガは公の場に出る度にそのファッションが注目を浴びていたが、肉ドレスにはメディアも度肝を抜かれた。なお、ブーツとポーチと帽子も肉でできたものだった。
https://www.youtube.com/watch?v=z8gRp8mEiaU


2011年:ビヨンセ

2011年の「VMAs」ではパフォーマンスにビヨンセが出演し“Love on Top”を披露。パフォーマンスの終盤には愛おしそうに自分の腹部を撫で、終了後に「わたしの中で成長している愛をみんなにも感じてもらいたい」と夫ジェイ・Zとの子供を妊娠したことを初めて明かし、大ニュースに。1秒あたりのツイート数の新記録を樹立することになった。
https://www.youtube.com/watch?v=y2rgi65ZbXM


2013年:マイリー・サイラスとロビン・シック

最後は2013年、マイリー・サイラスロビン・シックが披露したパフォーマンスだ。

ロビンは大ヒット曲“Blurred Lines”、そしてマイリーはエレポップR&B曲の“We Can’t Stop”を引っ提げての出演となったが、マイリーはそれまでのティーン・アイドルとしてのイメージを完全に払拭し、過激なイメージに転じてすでに大きな物議をかもしていた。

問題の「VMAs」でのパフォーマンスではマイリーがまず登場して"We Can’t Stop"を披露したが、ロビンの“Blurred Lines”が始まると衣裳を脱いだマイリーはセクシーな衣装をまとった姿となり、巨大なグローブを片手にはめ、その指でロビンの下半身を撫でるような仕草まで披露。極めつけは、自分の下半身の背面をロビンの下半身に押し当てたまま前屈みになって腰を振るというパフォーマンスで、1分につき3万ツイートとツイッターの記録を塗り替えることになった。
https://www.youtube.com/watch?v=FEBwvwhc4lM



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