ブラック・リップス、「北朝鮮でのライブもいとわない」。 5年前にはクルディスタンでライブ
2017.08.23 14:50
現地時間8月25日から27日にかけて行われる「レディング&リーズ・フェスティバル」に2009年以来の出演を果たすブラック・リップスだが、フロントマンのコール・アレクサンダーが「NME」に対し「北朝鮮でのライブもいとわない」と発言したようだ。バンドは2012年にはイラク北部のクルディスタンでライブを行っている。
ツアーで北朝鮮を訪れた22歳の大学生、オットー・ワームビアが1年以上に渡って北朝鮮国内に拘束された後、今年の6月に昏睡状態でアメリカに帰国し、その約1週間後に昏睡状態のまま亡くなってしまったという事件を例に挙げ、「政治的に捉えられすぎるのは避けたいんだけど、僕はみんなを仲良くさせたいタチなんだ。アフガニスタンでライブしてもいいと思ってるし、それは北朝鮮でも変わらない」と語ったという。
コールはこれに続けて、「あのアメリカの子」の件があるから北朝鮮で演奏するとなるとちょっと緊張する、と明かしつつ「それでもやっぱり北朝鮮でライブをやってみたい。僕たちのレーベルの『Vice』にも、北朝鮮に行ったことがある友だちがいるんだ。結構過激だよね。でもちゃんとリスペクトの気持ちを持って向き合えば、向こうもリスペクトの気持ちを返してくれるはずだから」と話した。
なお、バンドは今年から新しいメンバーを迎え、5人の新体制での活動を始めている。
5月にはショーン・レノンをプロデューサーに迎えた通算8枚目となるニュー・アルバム『Satan's Graffiti or God’s Art?』をリリース。収録曲“Occidental Front”にはオノ・ヨーコが参加している。
また、収録曲“Crystal Night”のミュージック・ビデオも新たに公開された。