【速報】KICK THE CAN CREWの「復活祭」は、祝祭感を超えた驚きの一夜だった

【速報】KICK THE CAN CREWの「復活祭」は、祝祭感を超えた驚きの一夜だった
思い返せば「908 FESTIVAL 2015」の前夜祭でも、KICK THE CAN CREWは武道館のステージを沸かせていたが、今回は待望のニューアルバム『KICK!』を携えた堂々の「復活祭」だ。

駆けつけた満場のオーディエンスとともに、キックの新たな門出を祝福するのは、いとうせいこう、倖田來未、藤井隆、RHYMESTER etc.といったゲストたち。めちゃめちゃ豪華だけれど、すこし意外と言えば意外な顔ぶれにも見える。

でも、KREVA曰く「自分たち主催の誕生日会みたい」というこのイベントには明確な意図があって、パフォーマンスが進むにつれその意図が見えてきた。

これはすごい「復活祭」だ。音楽シーンにおけるKICK THE CAN CREWのスーパーオリジナルな立ち位置を、歴史の縦軸とジャンルの横軸から明らかにしていくイベントだったのだ。そのあたりの考察を、後日公開のライブレポートに書きたいと思う。

当日に撮影されたオーディエンスやアーティストたちの写真をスライドショーに用い、しかもその曲をやるか、というキックのクライマックスは、ズルいレベルの感動をもたらす。

あと、司会進行を担いつつ、ジャパニーズ・ヒップホップ史に残る名場面を作り上げてしまったいとうせいこうは、主役を食いかねないインパクトだった。その辺りもがっちりレポートします。(小池宏和)
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