ニュー・アルバム『ヘヴン・アップサイド・ダウン』を10月6日にリリースするマリリン・マンソンが「The Guardian」のインタビューに答え、「あのコロンバイン事件の時期があったせいで、俺のキャリア全体がぶっ潰された」と語っていたことが分かった。
1999年に起こったコロンバイン高校銃乱射事件では、犯人の生徒2人がマリリン・マンソンのファンであり、マンソンの作品に影響を受けて犯行に及んだとの報道がなされていた。これは誤った報道だったことが後に明らかになったものの、噂はすでに広まっており、非難の矛先はマンソンに向かい続けることになった。
この誤った情報のために事件後のマンソンは激しい誹謗中傷を絶えず受けることになり、ライブ会場からライブの開催を断られることも度々あったのだという。
インタビューの中でマンソンは以下のような発言をしている。
2人に金をやって、銃かレコードか、選ばせればいい。もし俺のレコードを選んだとしたら、こんなことにはなってないはずだよ。あの学校での乱射事件について、俺を非難する奴らは一定の数存在する。俺の側に立ってくれる人間は少ないだろうが、今回のアルバムでその数が増えてくれればいいね。そんなことがあれば、良い広告になるよ。正直なところ、あのコロンバイン事件の時期があったせいで、俺のキャリア全体がぶっ潰されたんだから。
なお、マリリン・マンソンは2015年にも、コロンバイン高校銃乱射事件がいかに自分のキャリアに多大な影響を及ぼしたかを語っている。
当時の発言の内容を記した記事は以下。