ユニゾン×『ボールルームへようこそ』再び! ライバルたちとぶつかり合う新章を盛り上げる

ユニゾン×『ボールルームへようこそ』再び! ライバルたちとぶつかり合う新章を盛り上げる
UNISON SQUARE GARDENの新曲“Invisible Sensation”が、アニメ『ボールルームへようこそ』2クール目のOPに起用。ユニゾンが同アニメのOPを担当するのは1クール目から連続となる。また、この曲も書き下ろしとなっている。


1クール目の“10% roll, 10% romance”は、早いBPMが特徴的で、軽快で爽快なポップミュージックが、作品内で踊るキャラクターたちがくるくると高速でスピンしたり飛び跳ねたりする、ボールルームダンスのイメージをOP映像とともに強く引き出していた。

2クール目のOP“Invisible Sensation”は、昨日のアニメ第12話から早速流れた。この話から、主人公の多々良は高校生活が始まり、作品的にも新たなキャラクターたちが登場してくる。OP映像ではそんな新たなキャラクターや、ライバルたちが登場、また、多々良が新しいパートナーと雨の中でずぶ濡れで踊ったり、ぶつかり合ったりと、全体的に闘志が見える映像となっている。そこに流れる“Invisible Sensation”は、まるで、多々良たちの闘志をさらに煽り立てるような曲に思えた。「Invisible Sensation」とは直訳すると「目に見えない感覚」である。そして「Face to Face」という歌詞が印象的なこの曲は、目に見えないけど燃え上がる闘志や、思うように踊れない苛立ち、ライバルへ向けた闘争心、パートナーだけど心をぶつけ合う、というこのアニメの新章を物語っているようであり、やはりユニゾンの曲はアニメをより鮮やかに彩ると改めて感じる。

OP映像が始まると同時に斎藤宏介のボーカルが響き渡り、《高らかに》という歌詞からもう、未来の栄光へ向かう主人公たちの高揚が感じられる。“10% roll, 10% romance”で表現された「爽快なポップミュージック」とは情感が変わり、成長過程でぶつかる困難や壁に向かう全ての人の背中を押すような応援歌にも聴こえるし、鼓舞するような曲だと感じた。

アニメのOP映像では、新キャラの緋山千夏とダンスの練習をしながらぶつかり合ったり、お互いの苦悩が見え、怖そうな顔の釘宮方美とダンスしながら睨み合ったりと、今後も波乱万丈な新展開を見せる予感が漂っていて、ユニゾンの“Invisible Sensation”が、その展開をさらに盛り上げるという、黄金比で成り立っている。
再び、ユニゾン×『ボールルームへようこそ』が、毎週私たちの感情を高揚させてくれるのかと思うと、今から13話以降が楽しみで仕方ない。(中川志織)

ユニゾン×『ボールルームへようこそ』再び! ライバルたちとぶつかり合う新章を盛り上げる - (c)竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ(c)竹内友・講談社/小笠原ダンススタジオ
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