ゲスの極み乙女。が、ミュージックビデオ『あなたには負けない(full spring ver.)』を公開した。
このMVは、週刊文春による撮影協力のもとで完成したもの。コラボレーションが実現した経緯は、9月20日に公開されたMV『あなたには負けない(Short ver.)』を観た週刊文春の記者が、映像内で『週間人春』という週刊文春を模した雑誌のCGが使用されているのを発見し、ゲスの極み乙女。が所属するワーナーミュージックへMVに関しての取材をオファー。その取材の現場で、週刊文春側より「MV撮影に協力出来ることがあれば協力致します」という提案を受け、週刊文春の発行元である文藝春秋本社ビルでの撮影が決定したという。撮影当日は、週刊文春編集部で実際に働く記者もエキストラとして参加し、撮影が行われたとのこと。
【川谷絵音 コメント】
窮屈な世の中で表現まで窮屈になりたくないなと思いこの作品を作りました。
表現にはこれくらいのジョークがなきゃ。
文春さん、協力ありがとうございます笑
【川村ケンスケ監督 コメント】
告白します。「撮らされたんです」。
だって、「あなたには負けない」「だってスプリングなんだもん」
この2つのフレーズを聞いて、今回の『あなたには負けない』MVのエンディングを思いつかないでいられる人はいるだろうか?
音楽ビデオの監督として、この「テン年代のアンセム」に「悪ノリ(失礼!)」してみました(させられたと言うべきか)。
あ、「悪ノリ」というのが語弊があるとしたら、おそらくこれは、「テン年代」における「テン年代」のやり方での「音楽的な」意味での、「ビートたけしの『あの襲撃事件』」だし、ならばなおのこと!
「敵地(失礼!)」に襲撃ではなく、「お邪魔」するのが「筋」。…と、思わない音楽ビデオ監督はいないであろう。
これを「悪ノリ」と言わずしてなんと言うべきか!
最後にもう一度告白します。
「ある意味、撮らされたんです(笑)」