Cal Jam 17のハイライトを振り返り。フーファイとリアムのコラボやラスベガスへのメッセージも


現地時間10月7日、フー・ファイターズ史上最大級のリリース・イベント兼音楽フェス「Cal Jam 17」がカリフォルニアにて開催された。


「Cal Jam 17」では様々なアーティストたちとフー・ファイターズとのコラボが行われた他、ラスベガスの銃乱射事件へのメッセージが提示される場面もあった。本記事ではそのハイライトを紹介していく。



まずはこの日のラスト・アクト、フー・ファイターズの前に出演したクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジから。ジョシュ・オム率いるバンドは7日夜、メインステージに登場した。


「Rolling Stone」によると、観客の中に「Vegas Strong」と記されたプラカードを見つけたジョシュ・オムはそれを自分にパスしてほしいと告げ、手にしたプラカードを掲げて「Vegas Strong」とのメッセージを読み上げたのだという。

そしてプラカードを裏返し、手書きで記された犠牲者の名前を見せながら「力を合わせれば、僕たちは完全になれるんだ。今を生きて、ファッキン楽しもうぜ」と呼びかけたという。バンドはその後、2013年の楽曲“Smooth Sailing”をオープニングにパフォーマンスを開始した。


その後同じくメインステージに登場したフー・ファイターズはデイヴ・グロールの「みんな、ロックンロールが大好きだろ? 俺たちはアルバムを大量に出してるんだ。今夜は長い夜になるぜ!」とのコメントの後、"Times Like These"や"All My Life"、"Learn to Fly"や"The Pretender"、そして新曲の"The Sky Is a Neighborhood"などを演奏。

そして終盤ではエアロスミスのジョー・ペリーとリアム・ギャラガーをステージに呼び、ザ・ビートルズの"Come Together"でコラボレーションを見せた。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=16&v=8rbUudNk_k0

また、この日夕方には、6日に『アズ・ユー・ワー』をリリースしたばかりのリアム・ギャラガーがメインステージに出演。


"Rock ‘n’ Roll Star"で幕を開けたリアムのステージでは新曲に加え、"Morning Glory"や"Wonderwall"などのオアシスの楽曲も演奏された。「NME」によると、リアムは「みんな遠くからわざわざやって来たんだろうから、今まで聴かせたことない曲をやってやるよ」との前置きのもと、最後に"Wonderwall"を歌ったのだという。

この後リアムはフー・ファイターズのステージに参加し、観客エリアへのダイブを行う一幕も。満員の観客を大いに湧かせたようだ。

「Cal Jam 17」にはこの他にもウルフ・アリスケイジ・ジ・エレファントロイヤル・ブラッドザ・ストラッツザ・キルズサーカ・ウェヴス等も出演。

ザ・キルズのアリソン・モシャートがフー・ファイターズのステージに参加しデイヴと共に"La Dee Da"を歌ったり、ケイジ・ジ・エレファントがトム・ペティへの追悼として"Mary Jane's Last Dance"を披露するなど、印象的な場面を残しつつ、「Cal Jam 17」は大盛況の内に幕を閉じた。