フー・ファイターズのデイヴ・グロールが、ライブでニルヴァーナの曲を歌わない理由や故カート・コバーンが出てくる夢について語っている。
2018年に開催された音楽フェスのCal Jamで、ニルヴァーナのベーシストであるクリス・ノヴォセリックとリユニオンを果たしたデイヴ。しかし、デイヴがニルヴァーナの楽曲を歌うことはなかった。
「Classic Rock」誌のインタビューを報じた「Kerrang!」によると、デイヴがその理由について語っていたという。
「カートが歌った曲を歌うのは違和感があるんだ。自分の家でニルヴァーナの曲をドラムで演奏するのは全く問題ないし、クリス(・ノヴォセリック)とパット(・スメア)、他のシンガーとニルヴァーナの曲を演奏するのは大好きだよ」
デイヴはさらに、今でもニルヴァーナのライブで演奏する夢を見るという。
「今でも、俺たちの演奏を待ってる誰もいないアリーナの夢を見る。家で“Smells Like Teen Spirit”を自分で演奏することはないけどね。この美しい曲を作った人が、もういないんだと思い出してしまうからさ。ほろ苦い気持ちになるよ」
デイヴは、その夢について「まるで、ずっと隠れてたかのようにカートが現れるんだ。俺たちは彼を見て、『何だよ!? どこにいたんだ?』って感じでさ。で、1時間後にギグが控えていて、『オー・マイ・ゴッド。またニルヴァーナの曲をプレイできるぞ』って思うんだ。その夢を一年に少なくとも1度か2度、過去24年にわたって見てるよ。目が覚めてニルヴァーナの曲を演奏すると、その夢の中を生きてるように感じるんだ」と話した。
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