フー・ファイターズ楽曲の中でカート・コバーンを描写したのは果たしてどの曲? 英「Radio X」が検証

フー・ファイターズ楽曲の中でカート・コバーンを描写したのは果たしてどの曲? 英「Radio X」が検証

英メディア「Radio X」が、カート・コバーンについて書いたとデイヴ・グロール自身が認めた唯一の曲として、フー・ファイターズの“Friend Of A Friend”を紹介している。

デイヴがカートについて書いた曲としては“My Hero”が挙げられることも多いが、同楽曲についてはフー・ファイターズが「一般的な男性」について描写したものだとコメントしており、カートについて書かれているという噂は否定されている。


一方、1990年にデイヴがニルヴァーナに参加するためシアトルへ移った数週間後に作曲したという“Friend Of A Friend”では、出会ったばかりのカートとクリス・ノヴォセリックの印象が書かれているとの説が濃厚とのこと。



その曲の歌詞には、「彼は電話のそばで見つけたコインで古いギターを弾いてる。彼が弾いてるのは友達のギター」とあり、カートが登場しているといわれている。

さらに、カートの初期の飲酒癖にも触れられており、「彼は飲みすぎだと思ってる。だって、親友2人に『俺は飲みすぎだ』って言ってたから。誰も話さないよ」と歌われている。

この裏付けとして、デイヴは以前に「Q Magazine」のインタビューの中で、“Friend Of A Friend”について次のように語っていたとのことだ。

カートと同居し始めたばかりで、知人はいなかった。ドラムセットをひとつの箱にまとめてシアトルに飛んで、夜明けまで起きて1日中寝てたよ。ワシントン州オリンピアは十分にクソ気が滅入る場所で、まったく知らない奴と住んでたんだ。それでも彼(カート)は4トラックを持ってたから、‟Marigold”と“Friend Of A Friend”を書いたのさ。それはカートとクリスと俺を観察した曲だ。




“Friend of a Friend”は1990年に秘密裏にレコーディングされた楽曲で、その2年後、デイヴがリリースしたカセットアルバム『Pocketwatch』と、2005年にリリースされたフー・ファイターズのアルバム『In Your Honor』に収録されている。
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