『FOOLs』曲を全部盛り込んだセットリストもさることながら、ホーンセクションやダンサーなど随所に導入された演出や仕掛けも含め、観る者すべてが感情のリミッターを全開放した、どこまでも痛快な「バカ」モードになれるにはどうすべきか?という4人の奮い立つ使命感が、バニラズのロックンロールに極彩色の輝度と爆発力を与えていた。
そして、その「バカ」というビジョンにこそ、彼らのロックンロールの誠実さが宿っている――ということを、満場のオーディエンスが分かち合い、全身で謳歌していた。最高に幸せな空間だった。
来年3月からはさらに対バンツアーの開催を発表していたバニラズ。今日のファイナルの模様は追って詳しくレポートします!(高橋智樹)