遂にニュー・オーダー8年ぶりの来日公演が目前に迫る!

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ニュー・オーダーがやってくる。8年ぶり、フェスではなく単独公演としては通算4度目の来日である。2020年に来日が予定されていたもののコロナ禍で再三延期され、ようやく実現となったものだ。

今さらニュー・オーダーの歴史や功績を書いたところで、本誌読者には釈迦に説法だろう。ジョイ・ディヴィジョン時代から数えて約半世紀。かけがえのないメンバーを喪い、盟友と言えるパートナーを喪い、慣れ親しんだホームグラウンドもなくなり、長年苦楽をともにしたメンバーとも決別しながらも、バンドは現在まで活動を続けてきた。新作アルバムはもう10年近く発表されていないし、一番新しい曲のリリースも5年ほど前のことだ。でもバンドは健在で、今も世界中をツアーで回り続けている。本当に素晴らしいことだと思う。

そんな彼らをずっと観続けてきた。前回の来日も観ている。今は亡き新木場スタジオコースト。良かった。ほんとに良かった。それまで見たニュー・オーダーで一番良かった。2曲目の“リグレット”のイントロを間違えないで演奏できた時点でもう涙腺が緩くなって……(笑)。最初のフジロック(2001年)で同じ曲をやった時は盛大にミスして、超満員の観客をずっこけさせたのも懐かしい。

1985年の初来日時、電気グルーヴの石野卓球に「あまりのヘタさにニュー・オーダーの二軍が来たかと思った」と言わしめた伝説のドヘタは、もうはるか昔のことである。ボーカルもバンド演奏もすっかり安定していて、音程を外すこともリズムがズレることもない。安心して名曲の数々をたっぷり楽しめるライヴになることは間違いない。

今回東京公演ではその電気グルーヴがサポートで参加決定。東阪では、“ブルー・マンデイ”の制作に立ち会い、レイヴやテクノカルチャーの最前線にいた伝説のプロデューサー、マーク・リーダーのDJサポートも決まっている。お膳立てはすっかり整った。次観るからいいや、ではあとで後悔するかもしれませんよ。(小野島大)


ニュー・オーダーの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』2月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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