ヴァリー、オルタナポップの枠を超えてエモーショナルで力強いステージを披露――3人組としての再出発を刻んだ最新作とライブの醍醐味について来日公演の直前に聞いた

ヴァリー、オルタナポップの枠を超えてエモーショナルで力強いステージを披露――3人組としての再出発を刻んだ最新作とライブの醍醐味について来日公演の直前に聞いた

現在発売中のロッキング・オン8月号では、ヴァリーのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「“Water the Flowers, Pray for a Garden”は“Like 1999”ができた次の日に作り始めた曲。あの曲が方程式みたいに行く先を指し示していて、ある意味、僕たちの未来を予言していたのかもしれない」


●2年ぶりとなる日本の印象はいかがですか?

ロブ「今回は今まで行ったことがなかった街を回ることができたから、それが良かった。大阪と名古屋にも行ったんだけど、満喫したよ。日本はどこも賑やかで、鮮やかで、なんだか夢の世界みたいだな、って思う。そういうのが、僕たちの地元とは真逆で、クールだなって感じたよ」

●現在はアジアツアー中ですね。ツアーやライブパフォーマンスのどんなところが好きですか?

カラ「ライブによって、雰囲気がすごく違うのがすごくいいなって思う。去年の夏は、カナダのフェスでポスト・マローンのオープニングアクトをやったんだけど、当然だけど、すごいお客さんの数で。たぶん10万人近い人が集まってたんじゃないかな。そういうステージに立てるのはすごい体験だった。でも、小さい会場でやるライブだと、お客さんとの距離が近くて、一人一人の顔が見えるし、したたり落ちる汗まで見えるくらいで(笑)。それとアジアでライブをするといつも思うのは、みんな本当に音楽に集中して聴いてくれるってこと。本当に楽しみにしていたんだな、歌詞の一言一句を聞き漏らさずに、何もかも染み込ませようとしているな、っていう気持ちを感じる。私たちは直接の知り合いではないけれど、会場に集まって、音楽がつながるきっかけになっていて、それってとっても素敵なことだと思う」

●初インタビューなのでバンドの結成について教えてください。もともとは別のバンドで活動されていたそうですね。それがとある面白いきっかけで合流したとか?

ロブ「そう。あるスタジオで、ダブルブッキングされちゃったんだ。僕とアレックス、カラとミッキー(マイケル・ブランドリーノ)はそれぞれ別のバンドにいたんだけど、そのスタジオで働いている共通の友だちがいて。その人がうっかり2つのバンドをダブルブッキングしちゃったっていう。ある意味、これはヴァリーが生まれる運命だったのかな」

●出会ってからどのような経緯で、ヴァリーとしてバンド活動を始めることになったんでしょうか?

アレックス「今ロブが言った出会いが2013年の12月で、翌年の秋にはヴァリーとしてライブをやっていたね。音合わせをしていて半年も経たないうちに『これだ』っていう手応えを感じた。その前からそんな予感はしてたけど、一緒に時間を過ごして、曲を書いたりして、とにかくあの夏はずっと一緒で、みんなでお気に入りの曲を聴いたりして、お互いのことをよく知ることができた。『これが自分のやりたいことだ』って気づいたのは、そのタイミングだったと思うね」
(以下、本誌記事へ続く)



ヴァリーの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

ヴァリー、オルタナポップの枠を超えてエモーショナルで力強いステージを披露――3人組としての再出発を刻んだ最新作とライブの醍醐味について来日公演の直前に聞いた
rockin'on 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on