1959年に飛行機の墜落事故で亡くなったバディ・ホリーが没後50年を迎えた。
バディ・ホリーは50年前の1959年2月3日に起きた飛行機の墜落事故で、同乗していたリッチー・バレンズ、J.P. (ザ・ビッグ・ボッパー)・リチャードソンとともに亡くなった。
当時22歳の若さではあったが、のちに“ロックンロール”と呼ばれることになるまったく新しい音楽の草分け的存在として、すでにアメリカの音楽シーンに強烈なインパクトを与えていただけに、その若すぎる死は悔やまれたという。その後も、あらゆるアーティストが影響、刺激を受け続け、バディ・ホリーについてそれぞれコメントを残している。
その一部を、以下に紹介しよう。
ボブ・ディラン:
「僕が16、7歳の時、バディ・ホリーのライブで1メートルもないくらい近くで観れて……しかも彼と目が合ったんだ……バディ・ホリーは素晴らしい詩人だったよ。時代を先取りしていた」
ポール・マッカートニー
「(ビートルズが)作った曲のうち、40曲くらいはバディ・ホリーに影響されたものだ」
ブルース・スプリングスティーン
「ステージに上がる直前は、いつもバディ・ホリーを聴くんだ。素直な気持ちになれるんだよ」
ジョン・レノン
「(ミュージシャンが)眼鏡をかけていてもいいんだって思えたんだ。僕自身がバディ・ホリーだった」
ミック・ジャガー
「バディ・ホリーに、作曲の仕方、曲の組み立て方を学んだんだ。美しい曲を書く人だ」
エルトン・ジョン
「本当は読書のときしか眼鏡は必要ないんだけど、バディ・ホリーみたくなりたくてずっとかけていたら、近眼になってしまったんだ」
キース・リチャーズ
「1958年頃は、エルヴィス派かバディ派って感じだったんだ。エルヴィス・ファンはレザーを着込むような奴らで、バディ・ファンは、バディ自身によく似ている奴が多かったな」
エリック・クラプトン
「音楽シーンの英雄は色々いるけど、バディ・ホリーは一番親しみやすさがあると思う。本物だったよ。彼は僕らの同志だった」
なお、アメリカでは没後50年を受け、バディ・ホリーのベスト・アルバム『The Very Best Of Buddy Holly And The Crickets』と、ライブDVD『The Music Of Buddy Holly And The Crickets, The Definitive Story』が2月2日に発売された。
(c) NME.COM / IPC Media 2008/ 2009
伝説のロック・スター、バディ・ホリーの死後50年を偲ぶ
2009.02.04 15:23