3月23日(金)にソロとして3作目となるニュー・アルバム『ボーディング・ハウス・リーチ』を世界同時リリースするジャック・ホワイト。

『ロッキング・オン』4月号では、新作ごとに常に新しい挑戦を続けるジャック・ホワイトへの最新インタビューを掲載している。

ジャズやヒップホップ、パンクなどが詰め込まれている新作『ボーディング・ハウス・リーチ』だが、ジャック自身はこのアルバムをどんな作品だと捉えているのだろうか。

始まりから終わりまで、強烈な感触があって、しかも完成するまでに、ものすごく様々な道を辿った。だから始まった瞬間から、結果的に行き着いたところまで、本当に本当に最高に気に入っている。

（中略）このアルバムを作るために、作曲、プロダクションにおいて、これまでにやったこともなかったようなことに挑戦したし。（中略）最終的に俺は、2018年の音が鳴っている、2018年だから共感できる作品を作りたかった。結果、メタル、パンク・ロック、ヒップホップ、カントリー、ロックンロールまでもが詰まった2018年のカプセルのようなアルバムになったと思っているんだ。

さらに、今作の先行シングル“Connected By Love”について、世界はこのタイトルとは逆で「Divided by Hate」（嫌悪によって分断された）という状況にあると指摘されたジャック。

「君は本当に言い当ててるよ。君の分析は完璧だよ」と答えると、続けてこの曲に込めた想いを語ってくれた。

“Connected By Love”をリリースするにあたって思ったのは、まさに今君が言った通りのことだったから。この言葉を世界が、とりわけアメリカが今すぐに聴くべきだと思った。（中略）どんどん感染していくような内容だと思うし、非常にポジティヴなメッセージを大声で掲げているという実感がある。

歌詞では、二人のキャラクターが非常にパーソナルな事柄を話しているけど、でも、実際世界が、とりわけアメリカが、このように結びつきを持ち、お互いにリアルな感情を抱けたら、いかに良いことなのかという思いを反映している。俺たちは今、本当にものすごく引き裂かれた世界に生きていると思うからね。

また、今月号の特集「ギターの名曲100選」にちなんで、ギターに取り憑かれている理由について訊かれたジャックは以下のように答えている。

俺にとっては、人と最も簡単なコミュニケーションが取れるからであり、人との結びつきが感じられるものだからなんだ。それ以外の楽器だと、そう簡単にはいかない。

（中略）ギターやヴァイオリン、ピアノには人間の魂を揺さぶり結びつかせる何かが宿っている。日本でどうかは分からないけど、とりわけ、アメリカにおいてギターはそういうものなんだ。

その他、インタビューではアルバム制作におけるテーマやインスピレーションについて、さらにギタリストとして自分に影響力を与えたアーティストなども語られている。

今作でジャック・ホワイトは一体どんな新しいロックに挑んだのか。ぜひ本誌にて確かめてみてほしい。

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『ロッキング・オン』4月号の詳細はこちらから。
http://www.rockinon.co.jp/product/magazine/144330