ジュリアン・カサブランカス、ザ・ヴォイズとして活動する理由を語る。「基本的に好きなのはどこか変な曲」

ジュリアン・カサブランカス、ザ・ヴォイズとして活動する理由を語る。「基本的に好きなのはどこか変な曲」

3月30日にザ・ヴォイズとしての2ndアルバム『バーチュー』をリリースするジュリアン・カサブランカス「Rolling Stone」のインタビューに答え、なぜザ・ストロークスというユニットがありながら、ザ・ヴォイズとしても併行して活動するのかを明らかにしている。

インタビューにてジュリアンは、ザ・ストロークス向きではないと思える楽曲をザ・ヴォイズで取り上げていることを次のように語っている。

基本的にぼくが好きなのはどこか変な曲なんだ。まとまってなくて、音楽の決まり事にかなってなくて、どこか変で暗いもの、そういうのがぼくは大好きだったんだ。その一方で、おめでたいサウンドっていうと問題があるかもしれないけど、なんていうか、安全な感じのする曲があるわけだよ。


さらに、こうした「変な曲」を追求することについて、ジュリアンは次のように説明している。

もし、この方向をひとりで追求するとなると、変なことを見せたがっていると、「これ別に聴かなくてもいいから」っていうものをやってるって思い込まれるんじゃないかと思ったんだ。

それで(1stソロ・アルバム『フレイゼズ・フォア・ザ・ヤング』の時には)もっとわかりやすい曲でやることにしたんだよ。それとレコーディングはすべて(プロ・トゥールスなどの)ソフトを使ったんだけど、1stソロ・アルバムとしての活動用にリハーサルを始めると、途端にそのことを後悔したんだ。ほかのミュージシャンと曲を書いたり、部屋の中で生演奏でみんなと音を投げ合うっていうのがぼくは本当は一番好きなことだから。

その後、ぼくのやりたいことの波長にも合う、音楽的なソウル・メイト、そんなイケてる連中を探す長い旅が始まったんだ。その結果、ザ・ヴォイズが結成できたんだよ。


また「(新作に収録されている)“QYURRYUS”のような曲だったら、この曲をやるのにザ・ヴォイズではメンバーを説得して回らなくてもいいということなんだよ」とジュリアンは説明しており、ストロークスではそういうテンションを必要以上に生み出したくないのだとも明かしている。

(ストロークスだったら)みんなやりたがらないっていうんじゃなくて、でも、過去にぼくがやりたがっていたものがあって、過去にやりたかったことはたくさんあるんだけど、でも、結局やれないままになったというものがいろいろあるんだよね。

ぼくはコラボレーションを全面的にやりたいし、その場で一番いいアイディアを最優先させるということでやりたいんだ。でも、ぼくの客観的な判断では、そういうことにはなってなかった。



さらに自分の好みの利点のひとつはザ・ビートルズが好きではなかったことだと、次のように語っている。

ザ・ビートルズが好きになれなくて、たいして聴かなかったことがぼくにはアドバンテージになっているとも言えなくないんだよね。ぼくとしては、今聴ける音の98パーセントはビートルズから枝分かれしたものだと思えるし。

その一方で、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのようなものもあるわけだからね。ルー・リードもビートルズが嫌いだったっていうし。


『バーチュー』のリリース情報は以下。

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