【コーチェラふりかえり】DAY1:ウィークエンド、セイント・ヴィンセント、ジャミロクワイ……見どころはここだった

【コーチェラふりかえり】DAY1:ウィークエンド、セイント・ヴィンセント、ジャミロクワイ……見どころはここだった

現地時間4月13日から15日、20日から22日にかけて開催されたコーチェラ・フェスティバル。

ザ・ウィークエンド、ビヨンセ、エミネムがヘッドライナーを務めた今年も、コーチェラでしか観ることができない貴重なコラボレーションや迫力満点の演出など、たくさんの名シーンが生まれた。

ネット中継で日本からも観ることができた今年のコーチェラだが、本レポートでは公式SNSの写真や動画を織り交ぜつつ、無事開催が終了したコーチェラの様子を今一度ご紹介。

まずは、ザ・ウィークエンドがヘッドライナーを務めたDAY1からはじめよう。

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まず目を引いたのは、独特の存在感を見せた2名の女性ソロアクトたち。いずれもゴリラズ直近作『ヒューマンズ』でのコラボレーターでもある。クールなダウンビートに乗せて美しいファルセットを響かせたのはケレラ。気温上昇中の会場に、清涼感のある歌声が心地良さそうだ。

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一方、カリ・ウチスはバンドのギタリストが現れないというハプニングがあったようで、少しダイナミックさには欠けたものの、アルバム『Isolation』からの曲を惜しみなく披露。タイラー・ザ・クリエイターを迎えての“After The Storm”ではなかなかの盛り上がりを見せていた。


そしてこの日の裏ベストアクトと言っても良さそうなのが、昨年のヘッドライナーでもあったケンドリック・ラマーだ。自身も彼のファンだと公言するヴィンス・ステイプルズ、そしてSZAのステージに現れ、それぞれ“Yeah Right”、および“Doves In The Wind” “All The Stars”で参加。

ただ、ケンドリックが登場するまでの間、ヴィンス、SZAともにどうも観客とうまく繋がれていなかったような感触である。こんな状況に対しヴィンスは「お前ら誰も俺のこと知らねぇってわかってるぜ。見た目が違う(=白人ばかりだ)からな」と観客に毒付いていた。リリックで見せるニヒルな世界観はライブでも健在だ。

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ポップ・ロック勢の中では、“Slip Away”などを繊細かつグラマラスにプレイ(相反するようでこれが彼には可能!)したパフューム・ジーニアスも良かったが、とくに光っていたのはセイント・ヴィンセントだろう。

マネキンを模したようなヌーディで奇抜な衣装、浮遊感のあるミニマルポップな電子音とエッジーなギターが融合したサウンド、クラフトワークを想起させる機械的・近未来的なステージセットが、日も落ち暗くなった会場で芸術的に浮かび上がる。最新作『マスセダクション』からの曲群も巧みに再現され、サマーソニックでの来日を一層待ち遠しく感じさせるライブであった。


そしてメインステージのトリであるザ・ウィークエンドが、“Call Out My Name”で目に涙を浮かべるほど感傷的になりつつ、終始コラボ・アーティストの参加なしでストイックなパフォーマンスを披露していたのとは全く対照的に、モハーヴェ・テントではジャミロクワイがファンキーなポップで場を巨大ディスコへ変貌させ、スヌープ・ドッグをゲストに彼のヒット曲“Drop It Like It’s Hot”などをプレイ、観客を最高潮にヒートアップさせていた。

お祭り初日の締めくくりとしては個人的に後者のほうが好みだが、このごちゃ混ぜなカラフルさもコーチェラならではといえるだろう。(古川典子)




コーチェラDAY2(4/14&4/21)のレポは明日5月4日、コーチェラDAY3(4/15&4/22)のレポは明後日5月5日に掲載予定です。
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