米大手ギター・メーカー、ギブソンが破産申請。楽器製造業は継続し財政再建を図ると発表

米大手ギター・メーカー、ギブソンが破産申請。楽器製造業は継続し財政再建を図ると発表

1902年創業の米大手ギター・メーカー、ギブソンが破産申請したことが明らかになった。

今年の2月にはギブソンの最高経営責任者であるヘンリー・ジャスキヴィッツが公式声明を発表し、「期待するレベルの収益を上げなかった保有株や不動産やその他の事業区分を収益化」することによって財政立て直しに動いているとコメントしていた

「The Telegraph」によると、ギブソンは約80ヵ国で年間平均17万本のギターを売り上げていたという。1本2000ドル(約21万円)以上のエレキギターが売り上げの40パーセントを占めていたとのことだ。

2月にヘンリー・ジャスキヴィッツの公式声明が発表された際には、ギブソンの収益は年間10億ドル(約1080億円)以上にのぼると報じられていたが、近年の経営難により今年3月にはオンキヨーの株式を売却したことも明らかになっていた。今回の破産申請時の負債額は最大5億ドル(約548億円)に及ぶとのことだ。

今後は楽器製造業に注力し、経営再建を目指すとのこと。ジャスキヴィッツは今回の破産申請にあたり、「弊社の債権所有者と協同し、我々の中核ビジネスである楽器製造に再び専念するという今回の決断は、弊社の長期的な経済的安定と経営状態を保証するものだと信じています」とのコメントを発表している。
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