39歳となった今でもその可愛らしさは健在なカイリー・ミノーグ。2年前に乳がんの診断を受けショーガール・ワールドツアーライヴをキャンセルし、一時はその芸能活動も危ぶまれたが、昨年末、キャンセル時のチケット購入者そのまま招待するという、“ホームカミング・ツアー”とタイトルを変えた更にゴージャスなツアーを作り上げ見事に復帰!
そして12月17日(月)、デビュー20年目にして10作目となるニュー・アルバム『X』を引っさげて10年ぶりの来日を果たし、その見事な完全復活ぶりを日本のファンの前でもアピール!!
12月20日(木)に行われた、応募総数1,500名の中から選ばれた100名のみが参加できる、新作DVD『ホワイト・ダイアモンド』上映会に登場!!セクシーな黒いドレス姿で現れたカイリー。「オツカレサマデス」など片言の日本語で会場をわかし、また「10年間も待たせちゃってごめんなさい。次来る時は10年も空けずにツアーで日本に来たいわ」とメッセージを送り、会場内のファンを大きく盛り上げた。
カイリーは、1980年代に日本の洋楽チャートにおいて“I Should Be So Lucky”で12週連続No.1を獲得している。そんな日本人にとっても馴染み深い“I Should Be So Lucky”を現在リメイクして大ヒットさせているのがmihimaru GT。そんな彼らも会場にスペシャル・ゲストとして登場した。花束をカイリーに渡すと、カイリーもとても喜び「あなた達のリメイク聞いたわ!I Love It!!」とコメントし、記念撮影も(写真/撮影Shannon Higgins)。mihimaru GTのhirokoも「世界の歌姫に会えて、最高の日になりました!!」と語った。
カイリー・ミノーグといえば、ここ日本においては、“I Should Be So Lucky”時代のピンナップ・ガール・アイドルとしてのイメージが強いかもしれない。しかし、1990年代に一時人気を低迷させたものの、2000年のアルバム『ライト・イヤーズ』で再ブレイクの契機をつかみ、ディスコ&80sリヴァイヴァルの機運もあり、2001年に発売された『フィーヴァー』で世界的な再大ブレイクを果たしている。同作のコンセプトとサウンド・プロダクションは同じく永遠の歌姫として君臨するマドンナの大ヒット作『コンフェッションズ・ダンスフロア』(2005年発売)に先鞭をつけていたと言っても過言ではなく、カイリー持ち前の可憐な歌声から大人の艶っぽさを見事に引き出した、キャシー・デニスの手によるクールなエレポップ・ソング“熱く胸を焦がして”はヨーロッパを中心とした各国のチャートで1位に輝き、ダンス・フロアを席巻するなど、デビュー当時以上の人気を世界規模で獲得。イギリスを中心に世代を超越したセックス・シンボル/ヒップなカルチャー・アイコンとしての地位を確立しており、またそのライヴ・パフォーマンスも非常に評価が高い。新作『X』を引っさげての来日公演が実現することを願うばかりだ。