ニルヴァーナのバンド・ロゴの出自はシアトルのストリップ・クラブ? 「ニルヴァーナ研究者」が由来を紹介


「Radio X」が、「ニルヴァーナ研究者」によるニルヴァーナのバンド・ロゴの出自を紹介している。

表面にはOnyxフォントのロゴの下にぐったりした顔のスマイリーが描かれ、背面には「FLOWER SNIFFIN KITTY PETTIN BABY KISSIN CORPORATE ROCK WHORES(花を嗅ぎ、猫を撫で、赤ん坊にキスする商業ロックの娼婦達)」のスローガンがプリントされているニルヴァーナのバンドTシャツはあまりにも有名だ。

1979年代に流行した黒と黄色のスマイリー・ロゴが元ネタであるこのスマイリー・フェイスだが、80年代後半、ニルヴァーナや他のグランジ・バンド達が中身のない工業製品としてのポップ・ミュージックに対する批評としてこのイメージを使用したことによって、そのイメージが一新したと「Radio X」は指摘している。

「ニルヴァーナ研究者」らによると、ニルヴァーナのスマイリー・フェイスが最初に出現したのは1991年9月13日金曜日、シアトルのRe-Barで開かれた『ネヴァーマインド』のリリース・パーティーのフライヤーだったとのこと。

このロゴはカート・コバーンによるデザインらしく、シアトルのストリップ・クラブ、The Lusty Ladyの看板に描かれた、似たようなロゴにヒントを得たものだと長年考えられているが、真偽のほどは定かではない。

関連記事は以下。

【知りたい】伝説のライヴ・アット・レディングから25年。あの時ニルヴァーナに何が起きていたのか?
『ライヴ・アット・レディング』として知られるニルヴァーナの伝説のステージから、今年で25年が経過した。あの時、ステージの裏では何が起こっていたのだろうか? 音楽誌「Melody Maker」のライターとして活躍したエヴェレット・トゥルーがカルチャー誌「CLASH」のインタビューの中で…