現地時間6月18日、モーターバイクのディーラーショップから出てきたところを銃で撃たれて亡くなったフロリダ出身の20歳のラッパー、XXXテンタシオンだが、3枚目となる新作が今年の10月以降にリリースされる可能性が報じられている。
「The New York Times」によると、テンタシオンはデビュー・アルバム『17』を手がけた独立系音楽会社のEmpireと、2ndアルバム『?』に続いてリリースされる予定の新作に向けて1千万ドル(約11億円)にも上るアルバム契約を結んでいたとのこと。
Empireの創設者であるGhazi Shami氏によると、新作に向け「かなりの量の音源」が完成していたが、テンタシオンが『?』リリース時にUniversal Music Groupの流通会社と結んでいた契約条項により、音源は「少なくとも10月までは」リリースされないという。
なお、同じく「The New York Times」が報じるところによると、テンタシオンはオンラインでリスナーと繋がることを重視し、好きな時にリリースすることを望んでいたため、伝統的なレコード契約に対しては慎重な姿勢を取っていたという。
このようなアーティストにとってストリーミング回数は重要で、Spotifyがテンタシオンの楽曲配信を禁止した際にも心配して、EmpireのGhazi Shami氏に「俺のストリーミングが禁止されても、まだ俺と契約したいと思ってるのか?」と聞いたとも報じられている。
その際Shami氏は「私は君を信じている。プレイリストは信じてないんだ。プレイリストはいいもんだけど、君自身が音楽的現象だからね」と答えたとのこと。
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