プライマル・スクリーム、アルバム『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ』のオリジナル&未発表音源を10月にリリース!

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プライマル・スクリームが、「失われたメンフィス録音のオリジナル音源」を収録した『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ - オリジナル・メンフィス・レコーディングス』を10月10日に日本先行でリリースすることが決定した。

バンドは、『スクリーマデリカ』に続くアルバム制作の為、1993年にメンフィスの名門スタジオ、アーデント・スタジオにてプロデューサーのトム・ダウド、デヴィッド・フッド(B)、ロジャー・ホーキンス(Dr)ら、マッスル・ショールズ・リズム・セクションとレコーディング・セッションを行ったという。

だが、バンドと当時のレーベル、クリエイション・レコーズのアラン・マッギーがそのレコーディング・セッションでの音源の出来に落胆。新たにプロデューサー、ジョージ・ドラキュリアスを起用し、再びセッションが行われたのち差し替えられた音源が1994年にアルバム『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ』としてリリースされた。

ボビー・ギレスピーは今回リリースが決定した『ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ - オリジナル・メンフィス・レコーディングス』について以下のようにコメントをしている。

1993年、俺たちはメンフィスに行って、トム・ダウドとマッスル・ショールズ・リズム・セクションとアルバムを作った。そのアルバムは日の目を見ることがなかった……今まではね。

とてもいい意図をもって臨んだのに、何故かその後道を見失ってしまったような気がしたんだ。

クリエイティビティがこういう風に道を誤っていくんだって教訓は間違いなくあるね。僕たちは常に前進し続けて振り返ることのないバンドではあるけれど、折角メンフィスに行ったのに当初意図していたことをせずに終わってしまったことを、僕は何年も悔やんできた。

こんなに長い時間が経った後でこれらの曲を聴いたおかげで、すべてが大丈夫だってまた思うことができたよ。報われた気がするね。


なお、CDのDisc1には“Jailbird”、“Rocks”などアーデント・スタジオで録音された楽曲が計9曲収録。さらにDisc2には、「ARDENT OUTTAKES」と称された、初期リハーサル・ジャムなど計15曲の未発表音源が収められているとのことだ。

リリース情報は以下。