本日9月7日に17枚目のソロ・スタジオ・アルバム『エジプト・ステーション』をリリースしたポール・マッカートニー。
『ロッキング・オン』10月号では、そんな新作を引っさげた来日公演も決定しているポールの最新インタビューを交えた、特別企画を掲載している。
最新インタビューでは新作の話から、今年発売から50年を迎えるザ・ビートルズ『ホワイト・アルバム』の記念盤のことまで語られている。
前作『NEW』以降、カニエ・ウェストやリアーナなどとコラボしたポールだが、一体何が彼を新しいコラボレーションへとかき立てるのだろうか。
(中略) 声がかかるからだよ。僕は自分からこういうことを計画したりしない。カニエとの場合は、マネージャーに電話で「カニエが一緒にやりたがっている」と言われた。そう言われたら、僕は「OK、いいね!」と答えるだけだ。二人で何をするのか、どうやるのか、何も決めないまま、とりあえずギターを持って行き、あとは彼のリードに任せた。ずっとおしゃべりをして終わってしまった感じだよ。
また、ポールは意外な人物と知らずの内に共作していたことを、以下のように明かした。
(中略)さっき言い忘れたことがあったよ。カニエと“オール・デイ”(を書いたこと)についてだ。ついこの間気づいたんだが、あの曲の作曲者クレジットには50人近い名前が挙がってて、そのうち僕が知ってるのは3人だけ。そのうちの一人がケンドリック・ラマーなんだ!
「え? 僕、ケンドリック・ラマーと共作してたの?」って驚いたよ。出来れば本人に会いたかった! 最近の曲はそういう書かれ方をしてるってことだね。カニエは小さなミステリーを色んなところから引っ張ってくる。素晴らしいことだ。
そしてリリースが期待されているビートルズ『ホワイト・アルバム』の50周年記念盤について、「準備は整った。すごくいい感じだ」と答えたポールは、同作のリリースに関する作業で感じたことを以下のように語っている。
(中略)アルバム(『ホワイト・アルバム』)自体とてもクールだし、まるでその場にいるように感じられるサウンドだ。リマスタリングをやってていいな、って思うのはそういう点だ。曲によってはデモも残ってたりする。ジョンの声とギターだけのやつがね。そういうのを聴くと、「ジョンはどんだけ上手かったんだ!」と驚かずにいられない。でも僕らはその時、ただやっていただけ。それがすごいんだ。ただ楽しんでいただけなんだ。
特別企画ではこの他、ポールが故郷リバプールのキャバーン・クラブにて19年ぶりに行った、シークレット・ギグのレポートも掲載している。
ビートルズからソロ活動、そしていま現在のポール・マッカートニーを網羅した充実の特別企画の全貌は、ぜひ『ロッキング・オン』10月号にて。
ポール・マッカートニーの特別企画記事は現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。