ポール・マッカートニーが、ザ・ビートルズの映画『レット・イット・ビー』(1970)が2020年で50周年を迎えるのに合わせて新バージョンとして再発表されることをほのめかしていたことが分かった。
同映画はザ・ビートルズ最後のアルバム『レット・イット・ビー』の制作風景を映したもので、1969年1月にロンドンのサヴィル・ロウにあったアップル・コアの屋上で行なわれた最後のライブ・パフォーマンスも収められている。
この映画の新たなバージョンについて、ポールはカナダのラジオ番組「CHOI 98,1 Radio X」のインタビューで次のように語っている。
映画の新バージョンができるんじゃないかと思う。まあ最新のゴシップとしてはそんなところだね。再リリースについての話し合いを重ねてるんだ。アップル社で打ち合わせもしている。その、ビートルズの方の元祖アップルでね。
まあ実際のところどうなるかは分からない。だから今のところ(決定的な)話はないんだけどね。でも僕は彼らに「どうなるの?」ってずっと訊いてるんだよ、だってみんなに訊かれるからさ。
ポールはさらに、続けて以下のようにも語っている。
フィルム映像はたっぷりあるんだけど、当時映画が公開されてみたら、ザ・ビートルズの解散という感じの内容になってたわけだよね。だから僕にとって、あの映画はちょっと悲しかったんだ。
同インタビューの音源はSoundCloudで視聴可能だ。
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